【スタートアップが税理士を選ぶポイントは?】費用相場や顧問のメリットも解説!
スタートアップで税理士は必要?
はじめて税理士と付き合うし、どんな人がいいかな?
料金も気になるし。。高くつくのかな?
スタートアップの起業家に向けて税理士はどんな人がいいか、選び方のポイントを教えて!
今回はこちらの疑問にお答えしていきます。
会社を立ち上げたけど、税金や会計に関してはさっぱり。申告はしなきゃならないけど、どこから手をつければいいのかわからない!
こんな方も多いと思います。
今回は事業をスタートしたばかりの起業家にフォーカスしてお話ししていきます。
【スタートアップに税理士は必要?】
【スタートアップに強い税理士の3つの特徴】
【スタートアップは顧問契約がいいのか?】
【スタートアップの税理士の費用相場】
これらに関して知りたい起業家の方は、ぜひこのまま読み進めてください。
そもそもスタートアップに税理士は必要?
そもそもスタートアップに税理士は必要なの?
結論ですが、
確実に税理士をつけなければならないという事ではないが、いた方がスタートアップの起業家にプラスになる!
これが答えです。
まず具体的に、税理士に任せる事で、スタートアップには以下のようなメリットがあります。
① 申告の会計処理を税理士に任せることにより、負担が大幅に減る(時間削減)
② 税理士の知識を借りることで、節税効果を最大限発揮することができる。
この2つのメリットが大きいです。
お金回りの事は信頼できる税理士に相談するのがベストです。
スタートアップの起業家は、事業のことを相談できる知り合いはいても、お財布事情までは、知り合いに相談しづらいはずです。
身近に税理士という相談相手がいれば、気軽に話す事ができます。
相性にあった税理士に任せることで、立ち上げ当初は非常に頼りになるはずです。
スタートアップは【仕組み作り】や【売上を最大化させるためのタスク】に、多くの時間を割きたいでしょう。
税務や会計業務は、どちらかといえば、守りの話です。
事業主は生産性の上がることに注力し、税理士の知識を借りながら、会社経営をした方が、効率が良いのです。
必要な時間を大いに使うためにも、スタートアップこそ税理士が活躍する場面が多いはずです。
スタートアップに強い税理士3つの特徴とは?
ただ税理士に任せるといっても、どんな人がいいか?
迷います。
スタートアップ時には税理士を雇用するメリットはとても大きいですが、「スタートアップに適した税理士」を選んでこそ効果を発揮します。
とは言っても、
こんな風に思う方も多いと思います。
税理士によっても事務所の内情やスキルもさまざまなため、なるべく「間違いがない」税理士を選びたいものです。
スタートアップと相性がいい税理士はどんな人がいいか?
選び方に関して3つのポイントを挙げてみます。
① スタートアップ支援に慣れている税理士
スタートアップの支援を積極的に行なっている税理士を選ぶのがベストです。
簡単にいえば、
スタートアップの顧客や、新規顧問としてお客様に多く携わった経験を持っている税理士か?
ということです。
もちろんスタートアップ支援を行なっている税理士は、立ち上げ当初の仕事内容も熟知していますし、経営に触れる機会も多いからです。
スタートアップの悩みを解決するのに慣れているからおすすめといえます。
「起業支援パッケージ」を提供しているところもありますが、ここにとらわれなくてもいいと思います。
各スタートアップ企業に向けた、フォーマットのパッケージよりも、あなたに合わせたサービスを独自に出してくれるオーダーメイドの方が融通がきいていい場合があります。
経営状態や最初の立ち上げの悩みに合わせた、最適なプランをきちんと打ち出してくれる税理士を選ぶのがベストです。
ただこの辺りをおさえておくと、よりメリットが大きくなると思います。
・若手スタッフが多い
・会社設立の司法書士手数料が無料にできる
若手スタッフが多い
若手スタッフが多い税理士事務所は、若手起業家と相性がいいからです。
ITツールになれた世代では、レスポンスを重要視します。
聞きたい事をすぐに聞ける状況は大事ですし、何より話がスムーズに伝わる事も多いです。
会社設立の司法書士手数料が無料にできる
これはマストではありませんが、税理士が会社設立の司法書士手数料を負担してくれる場合があります。
会社設立の際、司法書士の料金が5万~10万ほどかかりますが、これを負担してくれると、経費削減になります。
特に懇意にしている司法書士と提携があったり、事務所内に司法書士が在籍している場合だと、話しが通ることも多いです。
ただ注意しなければならないのが、税理士顧問料が高くならないことです。
無料にした分、回収する為、顧問料を高く設定している税理士事務所もあるからです。
このあたりは、税理士の相場に詳しい税理士紹介サービスを通して、料金について相談するのもひとつです。
また、税理士事務所が会社設立費用を負担してくれない場合、同じく税理士紹介サービスを上手に使うのもありです。
税理士紹介会社で司法書士の手数料分を負担してもらい、紹介の税理士と顧問契約を結ぶのは大いにありです。
手前味噌ですが、タックスボイスでも会社設立にかかる司法書士の費用を負担して、税理士をご紹介しています。
ぜひご相談ください。
②スタートアップの資金調達の経験が多い税理士
スタートアップほどなるべく手元にキャッシュを置いておきたいと思うはずです。
使えるキャッシュが多ければ、そのぶん必要な投資ができます。
あまり経費がかからないIT関係でも、キャッシュを多く蓄えておくことで、いずれ経営を支える柱になるはずです。
そのため、資金調達はスタートアップにとってはとても大事なことです。
日本政策金融公庫が出している、創業融資制度があります。
こちらの創業融資制度に詳しい税理士がいれば、なおの事メリットがあります。
資金調達に強いってどういうこと?って感じるからも多いと思います。
詳しくいいますと、資金調達の成功経験が多い税理士がいいと思います。
資金調達といってもいろいろあります。
① 公庫など外部機関からの活用
② 補助金、助成金の活用
この2つが大きくあります。
成功経験が多く、これらをうまく使える税理士、もしくは知識がある税理士がベストです。
③ スタートアップ時に相談がしやすい税理士
ここが1番大事です。
実は事業を立ち上げると、スタートの時ほど、相談に乗ってほしいことがたくさんあります。
会社設立した時の手続き関係はどうする?
役所からこんな書類が届いたんだけど何かな?
業務委託で雇う際、何か気をつけなければならないことってある?
経費や売上はどうやって管理すればいい?
たくさんあります。
その時、「相談がしやすい」税理士だと気軽に聞けて、いい関係を築きやすくなります。
税理士本人が対応しない事務所であれば、若手スタッフがよく動いてくれたり、相談ごとにも親身に対応してくれたりするのもベストです。
最終的には対応してくれる「人の部分」が大きく関わってくるからです。
事業主との相性はとても大事です。
スタートアップは税理士に顧問契約を頼んだ方がいい?
スタートアップは顧問契約がいいのか、それともスポット契約がいいのかな。
こんな悩みを持っている方も多いと思います。
顧問契約とは、月ごとに試算表を提出してもらったり、税務相談や節税アドバイスを気軽に聞ける関係です。いわばアドバイザーを雇用する事に近いと思います。
スポット契約はいわば、年1回の付き合いです。
つまり申告だけ頼める関係です。決算処理だけを頼む契約のため、税理士としても優先順位が低いです。
結論から言いますと、
税理士に求めるものがそれほどなければ、スポット契約。
記帳代行も含めてきちんと関与してもらいたい人は、顧問契約がいいと思います。
スポット契約にすると、会計ソフトに入力する作業は自分で行う必要があります。
申告書の作成は税理士で行いますが、会計に関してはソフトで、正確に会計処理をしておく必要があります。
丸投げがいいし、記帳入力をしている暇もない。相談することも多い!
このような方は顧問契約がベストです。
とりわけ、前述の通り、スタートアップは税務に関して、相談することも多いと思います。
顧問契約の場合は、気にせず質問できる環境にあるため、スタートこそ顧問契約をおすすめします。
スタートアップの税理士、顧問料金の相場はいくら?
ただ顧問にすると、金額もその分高くなるんじゃないの?
そう考える人も多いと思います。
これも結論からいいますと、
だいたい月1.5万~2万ほどで受ける税理士が多いです。
「フリーランスか法人か?」にもよりますが、個人の方がもちろん法人に比べると、顧問料も安くすみます。
・業種
・売上規模
・経理のボリューム
・税理士の負担、リスク
これらによっても金額が上下してきますし、それぞれの税理士事務所によって価格設定はまちまちです。
なるべく安く済ませたい方は、訪問回数を大幅に減らし、Zoom面談で、訪問の手間を削減するのも一つです。
訪問すれば、時間によって半日以上費やしてしまうこともあります。
そのまま時間単価が料金に跳ね返ってきてしまいます。
時間を削減でき、料金も削減する事で、お互い好きな時間に面談を組めるのはZoomのいいところかと思います。
あと料金に関して注意点を一つお知らせします。
事務所によっては、月1万~と安くサイトでうたっているけど、顧問料を多く請求する税理士もいます。
また2年目から大幅な値上げによって、帳尻を合わせるところもあります。
税理士の料金は言い値の部分も大きいため、いきなり税理士面談をするのは避けた方が無難です。
また、料金に関してはある程度、税理士事務所に詳しい第三者に話しを聞いておくことをおすすめします。
【まとめ】スタートアップだからこそ間違いのない税理士を選ぼう!
今回はスタートアップ向けに税理士の選び方のポイントについてお話しました。
スタートアップから付き合いたい税理士事務所は多いです。
長く付き合える可能性が高いですし、何より事業が伸びればお互いいい関係を築きやすくなるからです。
税理士にとってもビジネスチャンスが多いのが、スタートアップと付き合うメリットです。
しかし、その分、税理士事務所の選択肢が多い分、選ぶ側としても、探す手間を感じることも多いでしょう。
はじめて税理士と付き合うし、なるべく失敗したくないな。
料金設定もわかりづらいし、格安すぎる税理士も逆に怖いし。
こんな風に思っている社長も多いはずです。
なるべく間違いを減らしたい人は、税理士探しのタックスボイスへご相談ください。
提携税理士がさまざまおりますので、要望に沿った税理士を紹介することができます。
ぜひスタートアップの起業家からの相談をお待ちしています。