【歯科クリニックに税理士は必要?】成功する税理士の選び方を解説します!
歯科医院は開業したらゴールではなく、むしろそこからが本番。
競合が多いことから経営も難しいですし、人手の少なさや、業務の多さに頭を抱える歯科医師の方も多いのではないでしょうか。
忙しく、人手が足りていない。
経営上の悩みを抱えているが、相談する相手がいない。
税務関連の知識に乏しく、かなり負担を強いられている。
もしこういった状況にお悩みであれば、税理士を雇用することで問題を改善できる可能性があるかもしれません。
今回は、歯科医院の税理士の選び方について紹介していきます。
【歯科医院に税理士が必要な理由】
【歯科医院の税理士の選び方】
【歯科医院に合った税理士の費用相場】
これらについて知りたい方は、ぜひこのまま読み進めてください。
そもそも歯科医院に税理士は必要?
そもそも歯科医院に税理士は必要なのか?
という疑問を抱える方も多いのでは?
結論から言えば、
「必須ではないが、いたほうが歯科医院の経営に取ってプラスになるのは間違いない」といえるでしょう。
具体的には、税理士を雇用することで、歯科医院に以下のようなメリットがもたらされます。
①確定申告等の税務処理を税理士に任せる事で、負担が大幅に減る
②税務の視点から、集客や人材の配置など経営上のアドバイスを受けられる
③税理士の知識により、節税効果を最大限にすることができる
税務を任せられれば歯科医師の負担が大幅に減るので、経営に集中できたり、歯科の勉強の時間にあてることが可能です。
また、経営についての悩みがあれば、相談相手としても非常に頼れるはずです。
日本歯科医師会によれば、歯科医院の数は年々増加しており、1996年に59,357軒だったのが、2016年には68,940軒まで増加しています。※
今後ますます激化していくであろう競争を見据えた際、税理士は心強いパートナーとなってくれるでしょう。
歯科医院に合った税理士の選び方
歯科医院にとって税理士を雇用するメリットは大きいですが、それは「歯科医院経営にマッチした税理士」を雇用できてこそです。
といのも、「税理士はみんな同じ」と考えるのは間違いで、医者によって専門が異なるように、税理士によっても得意分野やサービス内容は異なります。
歯科医院にとって力になってくれる税理士を雇用するために、以下3点のポイントを意識し、税理士を選んでみてください。
①経営上のアドバイスをくれる税理士を選ぶ
②歯科医院に特化した税理士を選ぶ
③歯科医院の状態に合わせたサービスを組んでくれる税理士を選ぶ
1つずつ解説していきます。
①経営上のアドバイスをくれる税理士を選ぶ
まずは、税務に加え、経営上のアドバイスをくれる税理士を選びましょう。
というのも、先ほども触れたように歯科医院の数は年々増加しており、競争はどんどん激化しています。
地域差こそあるでしょうが、ただ経営しているだけでは思うような売り上げが見込めないこともあるでしょう。
しかしそんな時、税務を踏まえたうえでの経営アドバイスをくれる税理士がいれば、数字に基づいた戦略的な増患・増収が期待できます。
ご自身で経営戦略について勉強するのもいいですが、専門家の助けを受け、実際に成果を出しつつ学んでいくほうが、今後の経営にも役立つはずです。
②歯科医院に特化した税理士を選ぶ
続いては、歯科医院の税務に特化した税理士を選びましょう。
歯科医院に特化した税理士というのは、要するに「歯科医院の顧客や顧問実績を多く持つ税理士」ということです。
歯科医院の顧問経験が多い税理士は、それだけ、歯科医院の税務や経営に触れる経験も豊富で、歯科業界ならではのポイント等を踏まえたうえでのサポートが期待できます。
実際、歯科医院はインプラントの治療が長期にわたった場合や、自由診療の領収書などに関する計上がややこしく、税務署から狙われやすいです。
こうした点もしっかりケアしてくれる税理士は非常に安心できるでしょう。
③歯科医院の状態に合わせたサービスを組んでくれる税理士を選ぶ
最後に、あなたの歯科医院の状態に合わせたオリジナルのプランを組んでくれる税理士を選びましょう。
というのも、歯科医院向けの税理士だと、独自のパッケージプランを提供しているパターンが多く、「ピンポイントで必要な分だけサービスを受ける」ことができない場合があるからです。
よって、歯科医院の経営状態や悩みに合わせた、最適なプランを見積もってくれる税理士を選びましょう。
そうすることで、必要なサービスを必要な分だけ受けることができ、税理士の費用を最大限に抑えることが可能です。
歯科医院に合った税理士の費用相場はどの程度?
ここまで歯科医院に合った税理士の選び方について紹介してきました。
しかし、やはり気になるのは、「税理士を雇用すると、どれくらいの費用が掛かる?」という点ですよね。
結論から言えば、受けるサービス内容によって費用は異なり、税理士に求めるレベルによって相場が変わります。
3パターンに分けて紹介していきますので、自身のニーズと照らし合わせつつ、チェックしてみてください。
顧問料だけなら30,000~40,000円ほど
税理士によっても差はありますが、
歯科医院の基本的な顧問料は月額「3万円~4万円」程が相場とされています。
顧問税理士は行うのは税理士として基本的な業務がほとんどで、以下のようなサービスが期待できます。
・記帳代行
・税務申告
・税務相談
「経営に関しての心配はほとんどなく、税務だけ任せられればいい」といった歯科医師の方にはピッタリの内容だといえるでしょう。
経営相談等を行いたいなら
経営相談等、税務以外の業務もお願いしたい場合、相場は高くなります。
まず、プラスアルファで期待できるサービスとしては、以下が挙げられます。
・経営アドバイス
・スタッフや雇用関連の相談
・トラブルに関する相談
・定期的な面談
・経営計画の見直し
この一つ一つに相場が定められているというよりかは、総合的なサービス内容で費用が決定されるイメージで、
・税理士の負担
・税理士と対面する数
これら2点が多ければ多いほど、費用も高くなると考えてください。
明確な悩みや改善したいポイントが定まっている歯科医院の場合、それらを話し合いつつ見積もってもらうのがいいでしょう。
開業支援を受けたい場合
最後に、「これから開業を考えている」という歯科医師の方向けに、税理士から開業支援を受ける場合の費用相場を紹介します。
結論をいうと、開業支援に関しては無料で受けられる場合が多いです。
しかし、無料の場合は開業後の顧問契約を条件としているのが基本なので、開業支援してくれる税理士を探すよりかは、「まず信頼できる税理士を見つけたうえで、開業支援を依頼する」順序がいいでしょう。
ちなみに、開業に関しては、税理士から以下のようなサポートが期待できます。
・事業計画書の作成
・開業地の消費者調査
・スタッフ集めのサポート
・その他、開業のために何をすべきかの相談
税理士事務所によって差こそあるでしょうが、基本的に開業をスムーズに行うためのサポートを受けられるイメージです。
開業に関してお悩みの場合でも税理士は力になってくれますので、頭を抱えて時間を浪費するくらいであれば、ぜひこの機会に頼ってみてください。
【まとめ】歯科医院の経営を成功させるためのパートナーとして、税理士を頼ろう
今回は歯科医院経営に合った税理士の選び方や、大まかな費用相場について紹介してきました。
記事のおさらいですが、歯科医院に合った税理士を選ぶためには以下3つのポイントが重要となります。
・経営上のアドバイスをくれる税理士を選ぶ
・歯科医院に特化した税理士を選ぶ
・歯科医院の状態に合わせたサービスを組んでくれる税理士を選ぶ
歯科医院は税務に関して複雑な部分が多く、競合が増えていることから、経営にも明確な戦略が必要な時代となってきています。
ぜひこの機会に、信頼できるパートナーとして税理士を雇用し、歯科医院の経営を成功に近づけてみてください。
しかし、今回紹介した選び方を踏まえても、理想の税理士を見つけ出すのはなかなか難しいです。
よって、
●今の税理士に不満がある方
●これから税理士を起用しようか迷っている方
●開業や経営に関してお悩みを抱えている方
これらに当てはまる歯科医師の方は、ぜひ下記のバナーよりご相談ください。