税理士に相談するとき何を相談すればいい?無料で相談できるの?
税理士にはじめて相談したいとき何を相談すればいいの?無料でできるの?
社長によっては、税理士に相談したい事がわからないという方もいます。
そのような方のために「税理士に何を相談するか?」「相談は無料でできるのか?」
お話ししていきます。
【税理士と契約する前】初回の相談はたいていは無料!
税理士と契約する前段階で、税務の相談をするとき、「お金はかかるの?」と心配されている事業主さまも多いですが、
たいていは無料で相談ができます。
税理士さん側も無料でお客様との接点を増やし、「顧問契約の入り口」として間口を広げている方も多いです。
事業主さまも顧問契約を任せるか分からない税理士さんに、1時間あたりの時間料を請求されると、気軽に相談もできない為、ためらいが出てきます。
無料相談は税理士さん、事業主さま両者にとってメリットがあるといえます。
ただ、有料で相談料がかかる場合もあります。
有料になる一例としては【相続などの特殊案件】または【事業承継】など一般的な税金相談から少し離れて、コンサルティングの立ち位置でアドバイスを求めるときです。
税理士も弁護士さんと同じく情報を売りにしている要素もあるため、
お金を支払ってでも解決したい【特殊な案件】に関しては、有料にしている事務所もあります。
料金にして1時間あたり5000円〜10000円で設定しているのが相場です。
【有料相談になるケース】
●一般的な税務相談ではなく、特殊な案件相談
●1時間あたり5000円〜10000円が相場!
たいてい有料を求める場合は、その税理士事務所のHPに記載されていることも多いため、事前に確認することが必要になります。
また特殊案件とは異なりますが、税理士の中には角度の高いお客様を獲得したい為、あえて有料相談にすることで、本気のお客さんを精査している事務所もあります。
情報だけ抜き取られて、顧問契約になかなか繋がらない、情報収集感の強い人が多いと感じている税理士さんは、精査する事で有料顧客のみをスタートラインにつくよう設定しているのです。
◇大手のIT会社→面接をする人をしぼるために面接料を取る。
◇大手の旅行会社→角度の高いお客さんに、アプローチするため旅行プランに相談料を設定している。
上のようなケースがありますが、そのことに似ています。
税理士事務所もある程度、ふるいにかけるために、有料にしている事務所もありますが、数としては圧倒的に少なく、無料で相談ができるところが主流です。
初回の面談で税理士に何を相談すればいいの?
無料相談で気軽に税理士さんとお話しできることはわかりました。
次に「初回面談の際に何を聞けばいいのか?」という問題です。
必要なのは2つです。
相談というより自分の希望を叶えてくれるかストレートに聞いてみる事が重要です。
- その税理士事務所が御社に何をしてくれるのか?
- 顧問料はいくらくらいになるのか?
【相談】その税理士事務所が御社に何をしてくれるのか?
初めて顧問税理士を検討している場合の相談
相談すべき事は「きちんと求めたサービスをその税理士さんがしてくれるか?」です。
会計ソフトに事業主さまがきちんと入力して、自ら数字を把握したい考えならば、記帳指導をきっちりしてくれる税理士事務所を選ぶ必要がありますし、記帳代行も頼みたい意向ならば、きちんとその事務所が記帳代行まで行なっているか、相談をする事が必要です。
また決算だけ頼みたい考えならば、それも把握しておきべきです。
初めて付き合う税理士はとても必要です。
行ってくれる業務をきちんと明確にし、要望を伝える事が重要です。
税理士の変更を検討してる場合の相談
相談すべき事は「前の税理士の不満点をその税理士さんが解消してくれるか?」です。
例えば付き合っていた税理士事務所の担当者がコロコロ変わり、新しいスタッフに相談する事が手間だったら、その税理士事務所のスタッフの定着率を聞いてみたり、経験豊富なスタッフに担当してもらいたい考えならば、その意向を伝えたり、また税理士本人が対応してくれたり聞いてみる事です。
節税アドバイスを求めるならば、率直に決算書を見せて、その税理士さんに意見を求めるのもアリかと思います。
前の税理士事務所の不満を明確にして、会社にとって必要なサービスをきちんと行ってもらえるか、まず相談してみることを重要です。
【相談】顧問料はいくらくらいになるのか?
御社に対して何をしてくれるのか?確認ができたら次は、顧問料の話です。
顧問料は大事なところですので、新しく税理士さんとつける事業主は、その税理士さんが何をしてくれるか、訪問回数はどれくらいか、決算のみの付き合いなのか、料金設定を把握する事が大切です。
税理士事務所によっても設定している料金がさまざまです。
初回面談の時にある程度、話をつけておくことが必要です。
税理士を変更する方は、前の税理士事務所に支払っていた料金が基準になることが多いです。
税理士さんも「前の人がこれくらいの料金で業務を行う事ができていた」という目安になるからです。
しかしこの顧問料は高いか安いのかわからない場合も多いと思います。
もし高い顧問料なら、そのまま高い顧問料で契約する事は「何となく損している」と感じます。(税理士さんにとっては多く利益が取れていいと感じますが)
事前に顧問料がどれくらいが適正か知っておけば、「もう少し安くしてほしい」と交渉することもできますし、反対に顧問料が安すぎた場合は、「これくらいが妥当なんだな」と両者が付き合いやすい金額に設定する事ができます。
税理士のモチベーションが上がらず、反対に断られてしまうことがあるので、顧問料はお互いが納得した料金でバランスを取る事が必要です。
とはいうものの「税理士さんの料金相場ってどれくらいだろう」と感じる方も多いと思います。
そのため、紹介会社を利用して、仲介に入ってもらった方が、「これくらいの顧問料が妥当」と知る事ができますし、最終的には満足のいく顧問料で付き合えることが多いのです。
まだまだ相談しづらい税理士がいるのが現状!
税理士の中には、最初の初回面談から相談しづらい方もいます。
例えば高飛車な感じで来られたり、押さえつけるような高圧的な態度で接する税理士がいることも事実です。
最近になり、税理士業界も競争が激しくなり、サービス業をきちんと認識している税理士さんが増えてきました。
しかし昔ながらの税理士がまだいることも事実です。時間の無駄にならないように、税理士を事前に精査してから会うこともおすすめします。
【まとめ】税理士に相談することに敷居が高いと感じている方
今回初回面談で話す内容についてお話ししました。
税理士に気軽に相談することに、まだ敷居が高いと感じていることが多いようです。
「専門用語で話されてもわからない」
「顧問料も高い金額を設定されたらどうしよう」など、直接話すことにためらいを感じていることも少なくありません。
またお話しした顧問料の相談や、自分の求める事を洗い出したり、税理士に求めていることをストレートにぶつける事が難しいと感じる方もいるようです。
一番手間に感じている部分を代行してもらい、安心感を得たい方はぜひご相談いただけば幸いです。