【失敗する税理士の選び方とは?】危ない4つの考え方を解説していきます!
これから新しく税理士をつけたいと思っているけど、気をつけたほうがいい事ってある?
今回はこの疑問に答えていきたいと思います。
はじめて税理士を選ぶとき、誰だって失敗はしたくないものです。
多くの事業主さまは、自分に合う税理士と長くおつきあいしたいと思っているからです。
今回は税理士選びに失敗する4つの考え方を挙げていきたいと思います。
これから新しく税理士をつける事業主さまは、ぜひご参考ください。
税理士選びで失敗する4つの考え方
まず結論からお話しします。
1大きい税理士事務所だから頼む
2有名な税理士だから頼む
3会社設立を無料で頼めるから任せる
4知り合いの紹介だけで決めてしまう
それでは順を追って見ていきましょう。
1大きい税理士事務所だから頼む
大きい税理士事務所とは、例えば50人以上の税理士事務所です。
大きい税理士事務所=信用度が高いように思います。
これはあながち間違っていません。
大きくてお客さんの定着率がいい税理士事務所はそれだけ、「多くのお客さんから支持されている」と言えるからです。
しかし、【とりあえず大きい事務所に任せておけばいい】
これが税理士選びに失敗する考えです。
見てくれだけで判断してはいけないという事です。
大手の税理士事務所の強みは、他の税理士事務所にはない、特別なサービスによるところがあります。
株式公開支援
国際税務
M&A支援
つまり普通の会社が普段扱わないようなサービスを強みにしています。
一般的な会社の顧問契約で必要なサービスは以下のようなものです。
節税コンサル
税務会計アドバイス
記帳代行
決算申告
もちろん1年間に発生する税金の計算がメインですので、
大手が得意としている特殊性はいりません。
大きい税理士事務所は普通のサービスもやってるんでしょ?
一般的な税務会計を頼めばいいじゃないか?
そのように考える方もいますが、以下のような事も気をつけなければなりません。
●料金が高い
●新人スタッフが多い
●担当者がコロコロ変わる確率が高い
詳しく説明していきます。
料金が高い
相場よりも料金が高いことがあります。
それは大手の税理士事務所ほど、「固定費が高いから」です。
税理士事務所の経費で1番かかるお金は「人件費」です。
採用費も含めれば、かなりの額を【人の投資】にあてています。
そのため、事務所経費がお客さんに跳ね返ってきてしまい、結果相場よりも
高い料金を支払うことになる確率が高いのです。
あとは、顧問料の高いお客さんが多いため、定める基準が高いともいえます。
新人スタッフが多い
中小の税理士事務所より、新人のスタッフを多く雇っています。
例えば新卒や税理士事務所に入って間もないスタッフなど。
これらのスタッフに当たる可能性が高くあります。
もちろんベテランで優秀なスタッフもいます。
しかし規模が大きい会社の担当で引く手数多です。
そのような担当を当てるには、顧問料を高く払う必要もあります。
同じ料金を支払って、新人スタッフが当たる確率が高いならば、もっと少数精鋭で税理士対応にしてくれるところのほうが、コスパは高いと言えます。
担当者がコロコロ変わる
大きい税理士事務所ほど担当者が辞めやすいのです。
それはシンプルに仕事量が多いためです。
大手ほど、負担が大きく激務と言われています。
私の知り合いの勤務税理士さんで、大手の税理士事務所で働いている方がいます。
年収は高いですが、徹夜仕事を繰り返して、その仕事量に嘆いていました。。
そのため1年以内に辞めていく新人スタッフが多いと言います。
次の担当者もすぐやめてしまった。また一から会社の内容を説明しないといけないので、面倒。
大きい税理士事務所はスタッフが多いがゆえ、こんなデメリットもあります。
とりあえず大きい税理士事務所に任せるといい。と考えている方は、これらのデメリットを考えて付き合う必要があります。
もちろん体制のきちんと整った税理士事務所もあるため、一概には言えませんが、
「なんとなく大きい税理士事務所だから」という理由で契約すると、あとで後悔する人も出ていきます。
そんなことがないよう、税理士事務所の中身をきちんと見る必要があります。
2有名な税理士だから頼む
有名な税理士=実力のある税理士
こう思う方もいますが、この考えも税理士選びで失敗する考えです。
これも本質を見るべきです。
ある経営者でこんな相談を受けた事がありました。
この地域で有名な税理士に任せたんだけど、講演活動や新規事業に力を入れていて、
忙しいそうで、なかなか連絡がつかないんだ。
質問をしても1週間経ってようやく返事をしてくるくらいだし。
質問の内容も忘れるくらいだよ笑
だけど顧問料はものすごく高いんだよね。。
任せたら安心だと思ったけど、基本的なコミュニケーションがおろそか。ということはよくあります。
速いレスポンスを心がけていたり、親身になって質問に答えてくれたり、一緒に悩みを解決してくれたり、会社のために尽力してくれる。
こういうマインドが税理士の本質としてはとても大事なところです。
有名な税理士=実力のある税理士とそれだけで判断してはいけません。
失敗しないためにも、見てくれではなく、これも中身を見るべきです。
3会社設立を一緒に頼めるから
うちの税理士事務所と顧問契約をしてくれれば、会社設立費用は0円です!
このようなサイトを見かける方も多いのではないでしょうか。
これは、税理士と顧問契約をする際、税理士側で司法書士の手数料を負担します というものです。
もちろん法人を設立する上で、登録免許税や定款認証手数料などの実費はかかります。
しかし司法書士の手数料でも無料になれば、お得です。
株式会社や合同会社によっても違いますが、司法書士の手数料は5万〜10万くらいです。
税理士も顧問契約を取りたいため、司法書士の料金を負担しても、ペイできます。
しかし手数料を負担してもらい、税理士と顧問契約を前提とするということは、以下のようなことも考えられます。
税理士の顧問料が高くなることがある
長い契約の縛りが発生する
もちろん気に入った税理士であれば、問題ありません。
しかし安易に会社設立と一緒に頼めるから、その税理士に顧問契約を頼む考えでは、
あとで後悔することも多いでしょう。
やはり大事なのは、その税理士事務所の中身です。
4顧問料を激安にしてもらおう
税理士の料金を抑えすぎるのは問題です。
事業主の中には、相場を無視した激安料金で、税理士に提案する方がいます。
激安料金を提示された税理士はモチベーションが下がり、
帳尻が合うように力を抜いて金額に見合うように仕事をするしかなくなります。
税理士に対して、相応のサービスを求めているならば、尚更です。
きちんと見合う顧問料をしなければなりません。
これはどの仕事に関してもそうかと思いますが、お互いバランスのいい料金にする必要があります。
信頼できる税理士紹介に間に入ってもらい、適正料金を決めてもらうのも一つです。
税理士選びに失敗しないよう税理士紹介サービスを使ってみる
今回税理士選びに失敗しがちな4つの考えについてお話ししました。
1大きい税理士事務所だから頼む
2有名な税理士だから頼む
3会社設立を無料で頼めるから任せた
4知り合いの紹介だけで決めてしまおう
なるべくはじめてお付き合いする税理士は失敗したくないものです。
手前味噌ですが、税理士選びを間違いないために、一つの手段として、税理士紹介サービスを使って見ることがもひとつの手です。
自分で探す手間を省けますし、何より税理士のことをよくわかっている紹介会社を利用することで、自分に合った税理士を紹介してくれる可能性が高くなるからです。
タックスボイスでもなるべく事業主さまと税理士とのミスマッチを防ぐためにヒアンリングを重視し、あなたにあった税理士を無料紹介しています。
ぜひ税理士選びに失敗したくない方はお問い合わせください。