【税理士への不満】試算表の提出が遅い!何が原因なのか?解消法はある?
税理士が提出する試算表が遅い!
すぐ出して欲しいのに、何でこんな遅いの?
試算表が遅い原因って何なの?解消法ある?
今回はこの疑問にお答えしていきます。
税理士の不満の中で「試算表の提出が遅い!」というのがあります。
●いち早く経営判断を下したい
●金融機関との付き合いがあり、試算表の提出を早く求められる
●先手で節税対策を行いたい
理由はいろいろです。
試算表の提出を早くして欲しいという要望は、やはりスピード感を求める社長に多い傾向があります。
もちろん税理士も「記帳代行をする」のに時間を要しますが、
総じて社長が口を揃えていうのが、「いくら何でも遅すぎる」ということです。
なかには3ヶ月経っても試算表が出てこないということもあります。
おおよそ、多くの税理士事務所が、1週間〜2週間の間で試算表を提出します。
これに比べれば、数ヶ月を要すのは、確かに時間がかかりすぎです。
何か理由があるのでしょうか。
今回は、税理士はなぜ試算表の提出が遅れるのか、その原因について、また会社側でできる解消法についてもお話ししたいと思います。
税理士の試算表が遅い4つの原因
税理士の試算表が遅い原因は4つ考えられます。
先に結論を言うと以下になります。
①顧問料金が安く優先順位が低い
②入力担当者が素人
③税理士事務所のマンパワー不足
④社長と税理士が感じているスピード感の違い
それでは一つずつ見ていきましょう。
①顧問料金が安く優先順位が低い
顧問料が安くて、御社の優先順位が低い場合があります。
顧問料が安ければ、税理士もサービスを削るしかありませんので、関わる時間を少なくします。
その結果、サービスの質が落ち、試算表の提出が遅れる原因になります。
これは誰も得をしていません。
相応の料金を支払うことで優先順位をあげてもらう必要があります。
しかしそもそも税理士の相場がわからない。
今の金額が安いか高いかわからない。
と言う社長もいますので、相場を知りたい方は下からお問い合わせください。
②入力担当者が素人
税理士事務所の内部体制は、
●入力専門の内勤スタッフ
●外回り中心の外勤スタッフ
の2つに分かれます。
人数が少ない事務所ですと、一緒になっているところもありますが、多くは上のような形態です。
入力担当が未経験のスタッフに当たれば、試算表が出来上がるのがものすごく遅くなります。
入力のスピードは慣れと経験が必要な仕事ですので、その差は歴然です。
任せるほうとしては、なかなか見えづらいことがあります。
税理士事務所の内部事情によるからです。
離職率が激しい、入れ替えの激しい税理士事務所は要注意です。
毎年毎年、担当者が変わる
これは、税理士事務所の中でも、やめていく人が多く、新人を多く取らなければ成り立たない体制になっています。
今回お話ししている試算表の提出が遅くなる。などサービス面でほころびが出てきます。
③税理士事務所のマンパワー不足
スタッフが足りていないこともあります。
入力作業と外回りを一緒に担当していれば、記帳代行に割く時間は限られます。
試算表の提出が遅れるだけでなく、会計ミスが生じる可能性も高くなります。
ミスが原因で税金を多く支払っては大変です。
税理士業界自体、人材不足は割と深刻な状況です。
きちんとベテランスタッフが揃っており、体制が整っているところに任せるべきです。
④社長と税理士が感じているスピード感の違い
社長が求めるスピード感と税理士側で考えているスピード感が違うことがあります。
例えばせっかちな社長とのんびりしている税理士では、お互いにズレが生じます。
そのスピード感のズレは、試算表が遅れる原因にもなります。
フィーリングが合わないのはストレスです。
相性の問題ですので、抱いた違和感は取れないものです。
試算表を早く提出してもらうには?
①税理士の顧問料を高くする
前述の通りですが、
安すぎる顧問料に対して、税理士側も不満を感じている場合があります。
税理士にとっても料金とサービスが合わず、無理難題に感じていることもあるでしょう。
顧問料を今よりも高く支払うことで、交渉の余地は出てくるはずです。
税理士事務所も何十社あるうちの1社にすぎません。
料金が安いのに、特別扱いはできないわけです。
もし顧問税理士に対して、もう少し付き合っていたいと思うならば、相応の顧問料を払うのです。サービスの質をあげるのはひとつです。
②自計化を行う
試算表を早めに出して欲しい=リアルタイムに試算表を確認できる
この状態は自計化することで、解決できます。
会計ソフトの入力作業をすれば、税理士に提出をお願いしなくも、すぐに試算表の確認ができます。
クラウド会計で入力をすれば、オンラインで税理士につながりますので、税理士がチェック、手直しした試算表がすぐに確認できるメリットがあります。
税理士への丸投げをやめてみるのです。
当然丸投げすれば、記帳代行にそれなりの時間がかかるのは目に見えています。
こちらで手間をかけて、税理士の負担を減らすことで、会社の財務状況をすぐに確認できることが自計化のメリットです。
その税理士に支払う費用も削減できる可能性が高くなります。
③資料の提出は速やかに定期的に行う
資料をためていませんか?
記帳する側にとっては数ヶ月溜まった資料を入力するより、毎月送ってくれた方が時間をかけなくて済みます。
逆に毎月資料を送っているのに、試算表が遅れているならば、税理士側に問題があるといえます。
④税理士を新しい人に変える
それでも解決しない場合は、税理士の変更をおすすめします。
こちらで歩み寄っても解決できなければ、その税理士と顧問契約をするデメリットのほうが
多くなります。
やる気のある若手税理士や、キャパのある税理士事務所、体制に整った税理士事務所に変更することで、スピーディーに問題解決できる可能性が高くなるからです。
試算表の提出が早くなるだけでなく、様々な面でサービスが向上することも期待できます。
しかし税理士選びに失敗したくはありません。
税理士事務所は数多くあり、相性に合った税理士を探し出すのは骨が折れる作業です。
タックスボイスでは今の支払っている料金が適正か判断し、相性の合った税理士の無料紹介をしています。ぜひ税理士に不満がある方はご相談ください。