【税理士の口コミが少ないのはなぜ?】評判のいい税理士を見つけるには?
今回はこの疑問についてお話ししていきます。
最近ではほとんどのサービスが、口コミによって売上が左右されます。
飲食店、旅館、美容院、整体院、接骨院など
サービス業であれば、あらゆる口コミサイトに載っている情報を【判断材料】にするかたも多くいます。
同じお金を払うのだから失敗したくない!
嫌な思いをしたくない!
こんな気持ちも大きく関係していると思います。
しかしこれだけ多くのサービスに口コミが存在するのに【税理士の口コミ】は世の中に出回っていないことに気づきます。
それは悪い口コミ、良い口コミも両方です。
それは一体なぜでしょうか。
今回は税理士の悪い口コミ、良い口コミが少ない理由についてお話ししていきたいと思います。
税理士の悪い口コミが少ない3つの理由
税理士の悪い口コミが少ない理由は、3つ考えられます。
①税理士が扱うサービスは非常にナイーブ
②税理士に何かされるかもしれない恐怖がある
③税理士が不満なら解約するだけ
①税理士が扱うサービスは非常にナイーブ
まずはじめに、税理士が提供するサービスは飲食店のサービスとは違い、とても「ナイーブな分野」ということです。
税理士のサービスは、税務申告、税務代理、税務アドバイス。
それは会社の内部に関わる税金の事です。
税理士には会社、個人の財布の中身をオープンにして、「売り上げ」「経費」「利益」を見せていきます。
その内容は機密情報のため、非常にナイーブです。
悪い税理士に当たってしまい、その税理士の口コミを悪くかけば、どうなるか?
その税理士に関わっていた、会社自体の評判を落とすことにつながります。
口コミして、世の中に知らせたところで、会社側にメリットがないのです。
この税理士はうちの売り上げの計算ミスをして、納税額が多くさせた!
クオリティが低すぎて決算書をめちゃくちゃにされた!
口コミをした事で、デメリットしか残りません。
飲食店に対して、「接客が悪かった」のような気軽な口コミとは異なる理由がここにあります。
②税理士に何かされるかもしれない恐怖がある
「税理士は怖い存在」という社長がいます。
税務調査に強制的に入らされたらどうしよう
変な内容で申告されたらどうしよう
財布事情を知っているからこそ、怖さを感じる社長も少なくありません。
もちろん上のような事を税理士がすることはありません。
ほとんどが現実に起こらない見えない恐怖です。
悪い税理士に当たったとしたら、なるべく円満に解約したい!
こう思う社長が悪い口コミをしても、それは「逆効果」と考えている為、悪い口コミ自体広がらないと言えます。
③税理士が不満なら解約するだけ
口コミをして、世の中に知ってもらっても、「意味がない」と考えています。
税理士に直接不満を言うか、もし致命的なミスがあれば、解約すればいいと思っているからです。
自分たちの不満が解消するわけではないと考えているのです。
以上が税理士の悪い口コミが少ない理由になります。
次にいい口コミも少ない理由についても考えたいと思います。
税理士の良い口コミが少ない2つの理由
税理士の良い口コミが少ない理由は2つあります。
①税理士の持てるお客さんの数が限られる
②担当者でも持てるお客さんの数が限られる
順を追って見ていきましょう。
①税理士の持てるお客さんの数が限られる
税理士が持てるお客さんの数は限られています。
一人一人に質のいいサービスをお客さんに提供するならば「顧問契約であれば20件〜30件ほど」
それが一人税理士であれば、受け持つ件数はもっと限られてきます。
この税理士さんのサービスがいい!
となってもシークレットにしておきたい社長が多いのが現状です。
いい口コミが広まり、他のお客さんから人気が出て、サービスが手薄になる心配が出てくるからです。
②担当者でも持てるお客さんの数が限られる
税理士が直接担当しないまでも、その税理士事務所の担当者も受け持てる件数は限られています。
税理士もそうですが、スキルの高い担当者は、顧問先から引く手あまたです。
人気が出て、キャパがいっぱいになってしまった場合、支障が出てくるのでは?と考えるのです。
税理士の口コミが少ないのに何を頼りに税理士を選べばいいのか?
ネットはあらゆる人が見ますので、会社と密接に関わった税理士の口コミは全体的に少ないことがわかりました。
ただネットの口コミではなく、地域単位での、人づての口コミはあります。
例えば、
親しい取引先の紹介
友人社長からの紹介などです。
このような人を介した口コミは参考になりますが、なかなか表に出てこないことがあります。
非常にクローズ的です。
起業してまだ間もない社長やコミュニティに属していない、ひとり社長などは、なかなか口コミが届いてこない現状があります。
そのような場合は、税理士紹介サービスを利用することをおすすめします。
ある程度の条件を伝えて、自分にあった評判のいい税理士を紹介してもらうのです。
「自分で探すのは手間!」
「どういう税理士がいいかが分からない!」
「顧問料をきっちり予算の範囲に抑えてほしい!」
このような社長様はミスマッチを避けることができ、当てはまった税理士を見つけられる近道になります。