【税理士を変えたいけど不安】税理士を変更するときのデメリットを教えます
今回はこの疑問にお答えします。
「税理士を変更したい!」と感じることには様々な理由があると思います。
●税理士の料金が高い
●節税アドバイスがない
●税務調査のとき頼りない。税金を多く取られた
●税理士がITに詳しくない
しかし税理士を変更をする上で考えられる「デメリットや懸念」も少なからずあります。
税理士を変更する上で、デメリットを知っておき、解決策を理解することで、
「新しい税理士に変える負担を軽くできます」ので、ぜひご参考ください。
今回の記事を先にまとめておきます。
〜税理士を変更するとき考えられるデメリットや懸念点は4つ〜
①新しい税理士と信頼関係を作らなければならない
②断る時の精神的負担がある
③料金が二重にかかる恐れがある
④新しい税理士が本当にニーズを満たすか?分からない
それではひとつずつ見てきましょう。
税理士を変更するとき考えられるデメリットや懸念点は4つ
【税理士変更のデメリット①】新しい税理士と信頼関係を作らなければならない
新しい税理士に変更する事で【今の税理士と仕事上の関係】はなくなります。
長年付き合った税理士であれば、お互いの信頼関係が取れており、会社の内情を知っています。
何も言わなくても社長の考えに沿った会計処理をしてくれることもあるでしょう。
ただ新しい税理士に変更すれば、ゼロから信頼関係を構築して、会社の中身を知ってもらう必要があります。
解決策
あらかじめ信頼関係を築きやすい税理士を選ぶ
当然かもしれませんが、
●この人なら安心して任せられる
●内情を理解してもらえ、スムーズに引き継ぎができる
このような税理士をあらかじめ選ぶことは重要です。
例えば、最初から【この人は大丈夫かな?】と感じる税理士とは、長く付き合っても信頼関係が築きにくいことがあります。
最初感じた「違和感」はずっと残る事が多く、第一印象や信頼感のある税理士とつきあうことが大切です。
【税理士変更のデメリット②】断る時の精神的な負担がある
デメリットまではいきませんが、解約を言いづらいことはあります。
長く関与すればするほど、断るときの精神的負担が大きいと感じる社長も少なくないでしょう。
解決策
税理士と円満に解約させるトークを使う
精神的負担を軽くするため、円満に解決させるトークがあります。
例えば、
●身内や親戚の税理士に任せる事にしました。
●取引先の紹介の税理士で止むを得ず変える事にしました。
●お客様の紹介で税理士を変える事にしました。
など間接的に断る方法を使う事です。
銀行の借り入れをしている会社であれば、銀行からの紹介の税理士に決めたなどでもいいでしょう。
ポイントは、ストレートにその税理士さんの不満を言わないことです。
【税理士変更のデメリット③】料金が二重にかかる恐れがある
税理士の引き継ぎ時期を間違えてしまえば、料金が2重にかかる恐れがあります。
例えば、決算間際で税理士を変更すれば、1年間の記帳を新しい税理士が丸々打ち込みし直さなければいけない事があります。
打ち込みし直すということは、新しい税理士さんの手間が発生しますので【記帳代行料】がかかります。
解決策
税理士の変更のタイミングを間違わない
税理士の変更のタイミングを間違えてはいけません。
決算間際で1ヶ月しかない場合は、今の税理士に決算申告までお任せすることをおすすめします。
決算申告まで終えて、新しい期からスタートする事で顧問料を二重に支払うこともなくなります。
また決算までに余裕があれば、「今の税理士さんと同じ会計ソフトを使っている税理士」に変えることで、期の途中から引き継ぐことができます。
会計データをそのまま移行できるので、打ち込みしなおさなければならない手間はなくなりますので、移行した月から料金が発生し、2重でかかることはなくなります。
引き継ぎの料金に関しては税理士事務所によっても考え方が分かれるところなので、
なるべく柔軟に対応してもらえる税理士を選ぶことが大切です。
税理士紹介サービスを利用することで、交渉ごとを一任してしまうのもひとつです。
引き継ぎに際して、顧問料の交渉や二重にかからないように、話してもらうのです。
【税理士変更のデメリット④】新しい税理士が本当にニーズを満たすか?分からない
もちろん今の税理士を変更するということは、何かしらの不満があって解約をします。
新しい税理士が社長の不満を解消してくれなければ、変えた意味がありません。
しかし【変更する税理士が、社長のニーズを満たしてくれるか?】
目に見えてわからないことは多くあります。
解決策
税理士に対する不満点をはっきりさせておく
節税アドバイスが欲しかった
税務調査のとき、頼りにならなかった
昔ながらの税理士でITに詳しくなかった
不満点を明確にしておくことで、新しい税理士に求める要望がはっきりします。
不満点が明確になったところで、「どのような税理士がいいか?」についてですが、
やはり税理士のことをよく知る人から税理士を紹介されたほうがミスマッチはなくなります。
ミスマッチは、税理士のことをよく分からず、契約してしまうことから起きます。
「税理士のスタンスや考え方」を理解していることや「スキル」「事務所事情」を知っている人から紹介を受ける事は大切なのです。
【まとめ】
今回は税理士を変更するデメリットについてお話ししました。
内容をおさらいしておきます。
①新しい税理士と信頼関係を作らなければならない
②断る時の精神的負担がある
③料金が二重にかかる恐れがある
④新しい税理士が本当にニーズを満たすか?分からない
このようなデメリットを理解して、新しい税理士に引き継ぐ事が重要になります。
これらの税理士変更に関してのデメリットは解決できる事ばかりです。
しかし税理士を変更することは、頻繁でないため、どうしてもデメリットを感じて、今の税理士と解約できない方が多いことも事実です。
タックスボイスでは、社長の気持ちを理解してなるべく、精神的な負担を軽くすることを大切にしています。
ぜひ新しい税理士に変えたいけど、腰が重いという方はご相談ください。