【おすすめの税理士はどんな特徴がある?】その探し方も徹底解説!
オススメの税理士ってどんな人?特徴ある?
見つけるにはどうしたらいい?
今回はこちらの疑問にお答えしていきます。
社長であれば、誰もがおすすめの税理士と付き合いたいものです。
税理士は会社の中身を全て見るため、信頼できる人に任せたいのは、当然のことだからです。
しかしおすすめの税理士の情報は、あまり世の中に出回っていません。
口コミによって評価が並べられていれば、なおの事分かりやすいですが、信頼できる税理士事務所の口コミサイトはないのが現状です。
つまり客観的な指標がないことも、おすすめの税理士を見つけられない原因のひとつです。
今回はおすすめの税理士の特徴とその探し方についてお話ししていきます。
ぜひご参考ください。
おすすめの税理士はどういう税理士か?【4つの特徴】
おすすめの税理士は4つの特徴があります。
①アンテナを高く張っている
②経営者目線
③勉強熱心
④当事者意識がある(共感力が高い)
それではひとつずつ見ていきましょう。
①アンテナを高く張っている
これはいい税理士の特徴です。
アンテナを高く張っているとはどういうことか?
それは世の中で動いている様々な情報に対して「感度が高いかどうか?」という事です。
好奇心旺盛で、さまざまなビジネスに興味を持っている、関心がある税理士はアンテナを高く張っているといえます。
しかし税理士の仕事は申告業務がメインのため、とりわけアンテナを張っていなくても成り立ってしまいます。
一方経営者はどうか?
経営者の仕事は、時代を先読みし、利益を上げるにはどうしたらいいか。何か次に魅力的なビジネスは何か、アンテナを常に高く持っている方が多いはずです。
常に考え、次に流行るもの、メリットのある情報を求めており、
「現状維持」が事業の停滞と思っている方も少なくありません。
ここにアンテナの張っていない税理士とのギャップを感じます。
何となく違和感、感覚のズレを感じざるを得なくなります。
質問をした回答がほとんど的を得ていなかったり、聞いたことに対して理解していなかったり。
考え方のギャップは、意識の違いとしてはっきりとわかります。
おすすめできる税理士はメリットのある情報、ビジネスに対しての興味が幅広くあります。
その興味に対してのインプットがあり、それをフィードバックしてくれるのが魅力があります。
税理士がアンテナを高く張っているか否かで、社長が納得する「人材」かどうか分かれてきます。
②経営者目線
おすすめできる税理士は、経営者の目線に立って物事を判断してくれます。
税理士が経営者目線に立ってくれると何に影響してくるか?
それは節税に影響していきます。
節税は控除を使うことで、利益を圧縮する方法と、税理士の見解によって税金を減らす方法と2つあります。
税理士の見解とは、「その税理士が経営者目線になること」で会社側にメリットのある判断をしてくれるかによって変わってきます。
当然メリットがあるのは税金を安く抑えることです。
そのためには、白黒はっきりした経費の使い方ではなく、
グレーな経費もある程度、解釈によって白にしてほしいと思うはずです。
しかしこれが税務署目線の税理士だとどうでしょうか。
税務署の方に顔が向いていれば、当然税金を支払った方がいいと考えます。
そのため一つの経費の使い方に関しても、「厳しい」と言えます。
白黒はっきりしているため、グレーな部分も黒として判断してしまうことが多くあります。
もちろん事業用に使ったというのが前提ですが、経営者としてグレーな部分をどう経費にできるかは重要な考えです。
正直はなから黒で判断されてしまっては、その税理士と「付き合いづらい」と思うことは当然です。
グレーな部分を見てほしいというのが経営者の本音です。この考え方をその税理士が持っているかどうか?です。
おすすめできる税理士はこの経営者目線を当たり前に持っています。
③勉強熱心
これもおすすめできる税理士の特徴です。
勉強熱心な税理士は、メリットのある情報を社長にフィードバックしたいと考えます。
税法は年々変わるため、税理士の知識は常にアップデートされていなければなりません。
しかし古いままの知識で仕事をしている税理士も多くいるのが現状です。
特に税理士は経営者のパートナーとして見られることが多いため、顧問をしていたらなおさらメリットのあるアウトプットを求めています。
勉強熱心な税理士は、常に頭に投資をしていますので、会社としても付き合うメリットが大きいと言えます。
④当事者意識がある(共感力が高い)
これは経営者目線にも通じるところですが、当事者意識を持っている税理士も
いい税理士の特徴です。
当事者意識とは自分に関わっている意識を持っているかどうかです。
これは税理士に限ったことではありませんが、仕事で関わる人には当然のように持っていてほしい気持ちの一つです。
これは思考力不足している税理士だと、会社を自分ごとように捉えてくれず、姿勢も変わってきます。
自分ごとのように接してくれる税理士がいれば、顧問を任せていて安心できます。
従業員でも誰でも一緒ですが、この安心感は結構大事です。
特に税理士に任せるのはお金に関することです。
なるべく自分ごとのように捉えてくれて信用できる人に任せたいものです。
以上おすすめできる税理士の特徴を4つあげていきました。
次におすすめの税理士を探す方法についてお話ししていきたいと思います。
それぞれの探し方、メリットデメリットを比較してみていきましょう。
おすすめの税理士を見つける4つの方法
おすすめの税理士を見つける方法は4つあります。
①知人に紹介してもらう
②銀行から紹介してもらう
③インターネットを使って探す
④税理士紹介サービスを利用する
順を追って見ていきます。
①知人に紹介してもらう
知人からすでに付き合っている税理士を紹介してもらう方法です。
例えば周りの同業者、昔勤めていた会社の先輩後輩、取引先の社長さんなどからの紹介です。
紹介者が今付き合っている税理士に満足していれば、いい人を紹介してもらう角度が高くなります。
メリット
すでに信用している人から紹介してもらう為、税理士の人柄、サービスがある程度担保されている。その人を紹介したいと思うのはその税理士さんに信用があり、紹介者も満足しているので、いい税理士さんに出会う確率が高くなります。
デメリット
仮にその税理士があまり良くない税理士だった場合、知人の手前、断りづらいというのがあります。取引先の税理士さんだったら仕事の関係上、なおさら、しがらみが強くなります。
紹介者にとってはいい税理士でもあなたにとっていい税理士かは限りません。
顧問料金についても他と比較していない為、いい値で顧問料が決定してしまうというデメリットもあります。
②銀行から紹介してもらう
付き合いのある銀行から紹介してもらう方法です。
銀行の担当者に【今の税理士に満足していない】旨を伝えれば、銀行が懇意にしている税理士を紹介してもらえます。
メリット
きちんとした税理士を紹介してもらえる可能性が高くなります。
銀行も信用に関わる事なので、【いい税理士を紹介しなければならない】という心理が働きます。悪い税理士を紹介すれば銀行側の責任問題にも関わるからです。
デメリット
銀行側も営利活動をしている為、【融資案件を多く紹介してくれる税理士さん】を優先的に紹介したいと思います。
それは銀行側にとっても税理士側にとっても、双方メリットがあるからです。
そのため、銀行側にとっての(いい税理士)が社長にとっての(いい税理士)がイコールになっていない場合もあるので注意が必要です。
一人の税理士ではなく、複数の税理士を比較することをおすすめします。
③インターネットを使って探す
例えば【地域、税理士】で検索して自分で見つける方法です。
税理士が日々の出来事をブログにアップしていたり、社長に為になる税金情報をアップしていれば、契約する前段階で、事務所の概略がつかめますし、その事務所に対して親近感を覚える事ができます。
また【地域 税理士】で検索する以外に税理士会のホームページで地元の税理士を検索する方法もあります。
ここを使って近くの税理士を探す方もいるようです。
メリット
自分で労力を使う為、納得した税理士探しができる事。
また誰かを介していない為、問い合わせフォームなどから質問が気軽にできる点。
万が一、契約して合わない税理士でも断りやすい事はあります。
デメリット
自分の感覚で税理士を探す為、ミスマッチが起こりやすい事はあるかもしれません。
事務所の内情、料金体系など知らないまま面談に臨むと、契約したあとに、意見の違いを引き起こす可能性が高くなります。
④税理士紹介サービスを利用する
税理士紹介サービスを利用する方法があります。
税理士紹介を行なっている会社に登録している税理士は多くいますので、
条件を言っていただければ、合致した人を紹介してくれます。
メリット
第三者の目線から税理士を選択しているので、より条件希望に合致した人を紹介してもらえます。
例えば、担当者と税理士事務所が親密なら、事務所の内情がよくわかっている為、
この事務所は節税関係に強い
金融機関とのパイプがあるので、融資をしてもらえる可能性が高い
このように面談前に色々と教えてもらうこともできるでしょう。
顧問料金の交渉をしてくれるという点でもメリットです。
税理士に言いづらい料金に関しても、社長に代わって、税理士に詳しい担当スタッフが行うからです。
結果的に自分で見つけて料金提示してもらうより、紹介会社を挟む方が逆に顧問料が安くなったりします。
デメリット
サービスを提供している会社によって紹介する税理士に偏りができてしまうこと。
あまり税理士に関して詳しくない会社が紹介業を運営していると、内情を知らずに紹介してしまう為、ミスマッチを引き起こしてしまう可能性があります。
【まとめ】
今回は、おすすめの税理士の特徴とその探し方についてお話ししていきました。
税理士にも色々な特徴の方がいますので、税理士探しに迷っている方も多いと思います。
その税理士が社長にとって、【おすすめの税理士】になるかは、今回の特徴を参考にして見てください。
やはり税理士には会社の財産状況を見せるため、より慎重に選ばなければなりません。
納得のいく税理士探しをすることで、ベストな判断をいただければと思います。