【確定申告を早めに提出するメリットとは?】期限や効率アップのやり方を解説!

 

確定申告は年に一度の作業ではありますが、その面倒さゆえに後回しにしてしまう人も多いでしょう。

 

でも、確定申告はできるだけ早めに提出してしまった方が良いです!

状況によって、早めに提出できるケースとできないケースがありますが、いずれにしても早めに準備を始めて損をすることはありません。

 

▼この記事でわかること

・確定申告の期限確定申告を早めにするメリット
・確定申告を早めにするメリット
・確定申告を効率よくこなす方法

 

この記事では、確定申告を早めにした方が良い理由や、確定申告の期間効率アップのやり方まで詳しく解説します。

 

結論、還付申請だけをする場合や「e-Tax」で確定申告をする場合には、期限が来る前に済ませてしまうことをおすすめします。

 

目次

確定申告の期限はいつ?原則は2月16日〜3月15日

 

申告期限は例年、2月16日〜3月15日と決められています。

 

コロナ禍には特例として、期限を延ばしていたこともありますが、基本的には期限中に申請ができるよう早めに作業を開始しましょう。

 

万が一遅れてしまう場合には、個別の延長申請をする必要があります。

 

なお、確定申告の目的が還付目的のみで納税の必要がない場合には、期間前にも申請を受け付けています。

また、最近推奨されている「e-Tax」による申請であれば、申請期間よりも前にデータ送信が認められています。

 

還付申請は5年までさかのぼって申告が可能なので、万が一忘れてしまっても後から申請は可能です。

 

ただし、面倒で後回しにしているうちに気づいたら5年経過していた、というケースはよくあります。

還付申請をしないというのは、単純に損をしていることになります。

 

さらに還付申請には必要な書類が厳しく決められているため、履歴や記憶が鮮明なうちにさっさと申請してしまうのがおすすめです。

 

 

確定申告を早めにするいい4つのメリットとは?

 

「確定申告は早くした方が良い」と言われる理由は、主に下記の4点です。

①訂正にお金がかからない
②はやめに還付される
③うっかり遅延の防止ができる
④税理士に依頼する余裕ができる

 

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

 

確定申告を早めに提出するメリット①:訂正にお金がかからない

 

確定申告は3月15日までの期間内であれば、訂正申告を何度でも申請することができます。

訂正申告とは、確定申告をした後に何らかの間違いが見つかった場合に、訂正をするための申告です。

 

訂正申告では税務署側に履歴を残すことなく修正できるうえに、何度でも修正が可能なので、早めに提出をしてしまって損はありません。

 

申告期間を過ぎてから確定申告をする場合、「延滞税」がかかります。

延滞税は、税金を全て納めきるまでの期間ずっと増え続けるものなので、「うっかり」申告を忘れてしまった結果、大きな損をしてしまうということも。

 

例えミスがあったとしても期限内に申請をしていれば、延滞税の心配はなくなります。

期間内に申請をしてミスがないかをしっかり確認し、必要であれば訂正申告ができるように時間に余裕を持つのがおすすめです。

 

 

確定申告を早めに提出するメリット②:はやめに還付される

 

還付のみを目的とした確定申告で納税が不要な場合には、2月16日の確定申告期間が始まる前に申請が可能です。

 

税務署にとって確定申告の期間以降は繁忙期となり、確定申告の業務に追われることになります。

つまり、還付対応は確定申告が始まる前の期間に終わらせてしまった方が、はやく対応してもらえる可能性が高いです。

 

特に還付に関しては条件が厳しいため、書類の不備などがあれば細かく指摘されてしまうでしょう。

 

はやめに確定申告をすませ、税務署が忙しくなる前に対応してもらうのがおすすめです!

 

確定申告を早めに提出するメリット③:うっかり遅延の防止ができる

 

シンプルな理由ですが、「うっかり遅延してしまった」というミスによるペナルティーを回避できます。

 

例えば青色申告の場合、期限内に確定申告を行えば最大で65万円の特別控除の対象となります。

しかし申告が遅れてしまった場合には、特別控除額は10万円まで減額されてしまうため、せっかく手をかけて青色申告をする意味が減ってしまいます。

 

青色申告でしっかり税制上の優遇を受けたい場合は、期限を守ることが重要です。

 

▼申請が遅れた場合のデメリット

・延滞税が発生する
・青色申告の控除額が10万円に減額される
・税務署に目をつけられやすくなる
・無申告加算税が発生する可能性がある

 

無申告加算税とは、確定申告の期限が1ヶ月以上過ぎてしまった場合に発生する可能性があるペナルティです。

 

無申告のまま脱税をしようとしていた可能性があると思われると、加算税が納付税額の最大20%プラスされます。

 

納税において「忘れていただけのミス」は許されません。

どんな形であれ期限内には確定申告をして、納税しようとする姿勢を見せる必要があります。

 

ギリギリで良いやと考えていると、期限はあっという間に過ぎてしまいます。

はやめに提出しようと準備を始めて損はありません。

 

確定申告を早めに提出するメリット④:税理士に依頼する余裕ができる

 

もし確定申告の対応中に「自分では手におえない!」と気づいた場合、時間に余裕があれば税理士に相談することもできます。

 

しかし、ギリギリで確定申告をするスケジュールだった場合、期間内に良い税理士に巡り合えない可能性があります。

税理士も確定申告期間には忙しくなることが多いため、直前ではなく余裕を持って担当者を見つけておくのがおすすめです。

 

いくら税理士に頼っても、期限に間に合わなければペナルティの対象になってしまいます。

 

あらかじめ税理士に依頼をし会計業務を丸投げしてしまえば、毎年の確定申告も負担にならずにすむでしょう。

 

特に確定申告を初めてするという人は、必ず余裕を持ってはやめに準備を始めましょう。

早すぎる納税対応を、税務署が嫌う理由はありません。

 

 

【まとめ】確定申告は早めに提出しよう!準備期間はたっぷりとって!

 

 

確定申告は、できるだけ早めに準備をしてしまうのがおすすめです。

主な理由は、下記の4点であるとお伝えしました。

①訂正にお金がかからない
②はやめに還付される
③うっかり遅延の防止ができる
④税理士に依頼する余裕ができる

 

ギリギリに確定申告をした場合、予想外に起きた事業への対応ができなくなったり、予定通りに作業が進まずに遅延につながる可能性が高くなります。

 

遅延をすればペナルティがあるだけでなく税務署からも目をつけられやすくなるため、今後の経営もしにくくなるでしょう。

万が一のことを考えて早めに作業に取り掛かっていれば、税理士にヘルプを要請することも可能になります。

 

確定申告は面倒な作業ではありますが、早めに準備を始めて損はありません。

 

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この記事を書いた人

株式会社トライパートナーズ 代表取締役 山崎友也

当サイト「タックスボイス」運営者です。

相談実績1,000件以上。

税理士紹介のコーディネーターをしています。
日々電車に揺られ西に東に奔走しています。

税理士さんについて知らない社長さまも多く、考え方のギャップを
埋めたい!と思いブログサイトを立ち上げました。

IT、建設業、美容室、飲食店、eBay、せどり、不動産業、エンジニアなど。

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