【合同会社に税理士は必要?】税理士を顧問にするメリットはある?
合同会社でも税理士って必要?
小規模な会社だし、やってもらうこともほとんどないし。
顧問にしないとダメ? ただ税務とか会計とか全くわからない!
税理士に頼めば間違いないと思うけど。
合同会社で税理士をつけるメリットデメリットについて教えて!
今回はこちらの疑問に答えていきます。
設立してまだ間もない合同会社で、税理士をつけようか悩んでいる経営者は多くいます。
それほど規模も大きくないのに「税理士に外注した方がいいのか?自分で申告をしてもいいのでは?」と考える方も少なくありません。
今回は小規模な合同会社にフォーカスして、税理士をつけるメリット、デメリットについてお話ししていきたいと思います。
合同会社に税理士をつける5つのメリット
それではひとつずつ見ていきましょう。
① 経理の丸投げができる
経営者は忙しいものです。
社員もまだ雇っていないうちは、自分でこなす仕事もたくさんあります。
「空いた時間に経理を」と思っても、忙しさを理由に記帳を後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか。
決算直前になって、急いで記帳入力して、慌てて申告が出来たとしても、税金対策は取れておらず、毎年無駄な税金を支払う可能性も高いはずです。
税理士に顧問契約を頼めば、まず「丸投げ」で対応してもらいます。
領収書や請求書など、信憑類を集めさえできれば、記帳入力は税理士側で行います。
つまり煩わしい経理作業から解放されるのです。
「経理周りの生産性のない仕事は税理士にまるまる外注し、売り上げを上げることに専念する」
これだけでも合同会社が税理士を雇う価値は十分あります。
②相談相手になってくれる
合同会社を一人で運営をしていれば、いざというときの相談相手が必要なはずです。
経営仲間がいればいいですが、自分と同じようなスタイルで仕事をしている人は周りを見渡しても多くはありません。
孤独な社長も多いはずです。
そんな時に、気軽に相談できる税理士の存在は心強いです。
設立当初こそ分からない事が多く出ます。
こんなのが市町村から送られてきたけど、何の資料?
この税金はどういうもの?
すぐに連絡を取れる税理士がいれば、考える時間もなくなります。
税理士が「よろず屋」的な立場になる事であらゆる問題解決の手助けをしてくれるはずです。
③決算に頭を使う必要がない
これは経理を丸投げできるに近いかもしれませんが「決算に頭を使わない事」も税理士を顧問にするメリットです。
個人事業主の時は、freeeなどのクラウド会計で自ら青色申告できたものの、
法人になってから、申告書自体が複雑過ぎてしまい、骨の折れる作業になってしまう。
税理士がついていれば、申告自体に頭を悩ます必要がなくなり、切り離す事ができます。
④追徴課税のリスクがなくなる
税金計算は間違えてしまえば、そのまま多くの税金を支払う可能性が高くなります。
法人の会計入力は、複式簿記でしなければなりません。
そのため、ある程度簿記を理解している人が入力をする必要があり、難易度が高いのです。
自分の会計入力にミスがあり、追徴課税が何百万取られた!
これは現実にあることです。
無駄な税金を支払わないため、リスクヘッジとして税理士を雇うことは必要です。
⑤税務調査の抑止力になる
税理士が申告の代行をすると、申告書に「税理士の署名とハンコ」を押します。
これは税の専門家がフィルターを通したお墨付きを貰った決算書という意味になります。
「この決算書は税理士のハンコがあるから大丈夫」と税務署側も納得して判断します。
税理士をつけた事で必ず、税理士が入らないということはないですが、税務署の見方も変わり、抑止力になるはずです。
このあたりが合同会社が税理士をつけるメリットです。
次に税理士をつけるデメリットを見ていきましょう。
合同会社に税理士をつける2つのデメリット
①料金がかかる
仕方ないですが、外注すれば料金はかかります。
税理士の料金は月の顧問料と決算料金、年末調整料金が一般的です。
1000万ほどの合同会社でも決算だけで、15万以上は掛かる為、会社の利益が出ていなければ、捻出するのが大変です。
②相性の合わない税理士に当たる事がある
仕事を頼む以上、税理士との相性は大事です。
どうしても人と人との付き合いのため、ソリが合わないことも出てくるでしょう。
現在、税理士との登録者数は、全国で7万人以上いると言われています。
その中で、自分と相性の合う税理士を探し出すのは至難の業です。
直接税理士に問い合わせして会ってみたはいいけど、いざ契約してみたら、最初に言っていたことと違う。
レスポンスも遅いし、アドバイスもない!
こんなミスマッチも少なくありません。
すぐに解約できずに、何となくズルズル付き合ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そうならないためにも、あらかじめ相性の合う税理士を比較できたらどうでしょうか。
その解決策が次です。
合同会社は相性の合う税理士を紹介サービスで選んでもらうのもひとつ!
相性のいい税理士と出会うには、税理士紹介会社を使うのも1つあります。
タックスボイスでも税理士の提携が数多くありますので、その中から、料金や社長との相性を照らし合わせて、いろんな税理士を比較し、紹介することできます。
つまりミスマッチを極力減らした状態で税理士と会うことができるのです。
合同会社を設立し、まだ間もない時期は「自分にはどういう税理士さんが合うのだろう」と考えていらっしゃる方も多くいます。
税理士選びに悩んでいる方がいましたらぜひご相談ください。