【税理士に依頼するときのNG行為】こんな社長は嫌われる!
今回は、税理士に依頼するとき、事業主側のNG行為についてお話していきます。
税理士と顧問契約をするきっかけはさまざまです。
●新しく会社を立ち上げたので、初めて税理士と付き合う
●前の税理士が不満で、新しい税理士に変える
●税理士が引退するので、やむを得ず新しい税理士に変える
税理士と顧問契約をする際、お客さんの中で、無理な要求をする、いわば税理士に対してのNG行為をする方がいます。
今回のNG行為を先にまとめると、以下のような内容になります。
1 顧問料を思いっきり下げる
2 料金が安すぎるのに高い要求をする
3 記帳代行屋にしか考えていない
4 必要以上の秘密主義。情報を開示しない
今回の税理士に依頼するときの注意点は、税理士に限らず、
フリーランスの外注に仕事を依頼するとき
1人親方の下請けに対して仕事を任せるときなど、
幅広く、通じることかと思いますので、ぜひご参考ください。
税理士に依頼する際にしてはいけない4つのNG行為
①顧問料を思いっきり下げる
税理士と契約する上で、料金は大切な要素です。
もちろん税理士と事業主の間で、バランスのいい料金設定が大事ですが、面談のとき、相場より、思いっきり金額を下げる方がいます。
例えば、
税理士に払っている金額が1.5万円なんだけど、5000円にしてよ。
決算料も月次の料金の中に入れてよ。
そんな強引な提案です。
税理士も付き合うだけで赤字になってしまうお客さんでは顧問契約する意味がありません。
税理士にも相場の料金があります。
しかしそれをまったく無視した顧問料の予算を提示してしまうのです。
年商に対して相場を外したような金額のため、税理士側も困ってしまいます。
②料金が安すぎるのに高い要求をする
●顧問料が安すぎるのに、記帳代行をお願いする
●顧問料が安すぎるのに、頻繁に訪問を要求する
無理な要求をする事業主もいます。
他の顧問先も多くいる中で、やればやるだけ赤字になるお客さんとは付き合えません。
顧問料を毎月払っているんだから、これくらいしてもらって当然。
税理士は経費かかってないでしょ。何でも任せればいい。
中にはこんなお客さんがいます。
人件費がほとんどの税理士のサービスも、仕入れがないぶん、経費がかかっていないように見えます。
税理士に対して何でも任せられると思っている方も中にはいます。
③記帳代行屋としかみていない
税理士の仕事を単なる記帳代行屋、決算処理代行屋としか見ていない方もいます。
「税理士は記帳代行屋だから、誰がやっても同じ」
このように接すれば、税理士でも受ける方が少なくなります。
4必要以上の秘密主義。情報を開示しない
必要以上に秘密主義な人も注意です。
【聞かれた質問に答えない】
税理士としても、初回面談の際、ある程度情報を開示して欲しいと考えています。
もちろん信頼性のある税理士に限りますが、情報をオープンにしてくれたほう
が、解決策を出しやすいことが多いです。
例えば今支払っている顧問料に関してもそうです。
逆に提示していただいた方が、
高く払い過ぎているから変えた方がいい、
安く支払っているので、今の税理士と付き合いを続けた方がメリットがある
など。
客観的に判断をすることができます。
やはり知られたくないという意識もあると思いますが、
情報はある程度開示されることをおすすめします。
今回税理士に依頼するとき、注意したい4つのNG行為をあげました。
もう一度まとめです。
1顧問料を思いっきり下げる
2料金が安すぎるのに高い要求をする
3記帳代行屋にしか考えていない
4必要以上の秘密主義。情報を開示しない
しかしこのようなNG行為が起きるのはなぜでしょうか。
そもそも税理士を価格だけしか見ていない以外にも、
【質が悪く、信頼できない税理士に対して起きる行動】とみることもできます。
質のいい税理士ならば、そこまで、料金を下げる必要もないですし、
信頼でき、税務アドバイスに長けている人ならば、きちんと情報をオープンにして、単なる外注屋として見ることもありません。
ただ、自分で見つけてきた税理士では、評判が表だってわからず、質の悪い税理士に当たってしまうことは十分考えられます。
このようなミスマッチを防ぐには、税理士紹介サービスを使うのが有効です。
税理士紹介サービスを通して、自分の希望にあった税理士を紹介してもらうことで
質の悪い税理士を回避することができます。
いい税理士と当たれば、NG行為をすることも無くなるでしょうし、事業を一緒に拡大していけるパートナーとして財務面を支えてくれることでしょう。
ぜひ、自分に合う質のいい税理士を望んでいる方がいましたら、ぜひご相談ください。