【美容室に強い税理士とは?】税理士の選び方と費用相場をまとめてみた!
美容室は年々増加傾向にあり、競争が激化していることから、美容室経営に関して、不安を抱えるオーナーの方は多いのではないでしょうか。
美容室は事業の性質上、薄利多売になりやすく、経営するうえで何かしらの工夫をしていかないと、ひたすら激務に追われることとなってしまいます。
もしそのような状況に頭を抱えているとすれば、【税理士を雇用すること】で現状を変えられる可能性があるかもしれません。
本記事では、美容室経営における税理士の必要性や選び方について紹介していきます。
「そもそも美容室経営に税理士は必要なの?」
「美容室経営に合った税理士の選び方は?」
「今の税理士に不満があるが、どうするべき?」
このような疑問をお持ちの方は、ぜひこのまま読み進めてください!
そもそも美容室経営に税理士は必要?メリットは?
「そもそも美容室経営に税理士は必要なのか?」といった疑問をお持ちのオーナーの方もいるでしょう。
結論から言えば、税理士を雇用することで、美容室の経営に対して以下のようなメリットがもたらされます。
・確定申告を始めとした税務上のストレスが減る
・税理士が経費計上や控除を行うことで、税金対策を最大化できる
・税理士の目線から経営上のアドバイスを受けることができる
【税務を任せられる人間を置くこと】で、税金対策を最大化できるうえ、本業である美容室の経営に集中できるようになります。
美容室のオーナーは激務に追われることも少なくないでしょうし、任せられる部分は税理士に任せていくことで、徐々に余裕ができてくるのではないでしょうか。
また、節税するだけでなく、時には「融資を受けて事業を育てていく」などの強気な判断が必要となることもありますが、そうした際も税理士の方がいればかなり心強いです。
税理士の起用にかかる費用も、税金対策や経営が好調になることを考えれば、プラスとなって返ってくる可能性の方が高いと言えるでしょう。
美容室に合った税理士の選び方とは?
一口に税理士といっても様々な方がおり、税理士を起用するメリットを最大化するためには、起用する税理士をしっかりと選んでいく必要があります。
この章では、美容室に合った税理士を選ぶ際のポイントを紹介していきます。
美容室に合った税理士を見極めるためには、以下3つの特徴があるかをチェックするといいです。
①サービス精神のある税理士
②ターゲットの年齢層と近い税理士
③美容室に特化した税理士
これら3点を踏まえ、美容室にピッタリな税理士を見つけていきましょう。
①サービス精神のある税理士を選ぶ
美容室に合った税理士の特徴としてまず挙げられるのは、「サービス精神があるか」という点です。
以下のような税理士は、美容室経営と非常に相性がいいといえるでしょう。
・顧客目線で考えることができる
・愛想がよく礼儀正しい
美容室はサービス業であり、顧客を満足させるためのサービスを提供し続ける事が重要です。
よって、サービス精神旺盛で顧客目線に立てる税理士の方が、近い目線でコミュニケーションを図ることができます。
経営上の相談なども、顧客目線に立って考えられる税理士の方が、より的確なアドバイスをくれる可能性が高いといえるでしょう。
②ターゲットの年齢層と近い税理士を選ぶ
美容室によってターゲットとする顧客の年齢層は異なるはず。
税理士を雇用する場合は、なるべくターゲット顧客の年齢層と近い税理士を選ぶようにしましょう。
なぜなら、顧客と年齢層が近い税理士の方が、顧客に近い目線から税務上のアドバイスを受けることが可能となるからです。
例えば、若年層をターゲットとしている美容院で、キャッシュレス決済の導入を検討しているとしましょう。
この際、若い税理士の方がキャッシュレス決済などに詳しい場合が多く、「流行りのキャッシュレスアプリについても教えてくれる」といったことまで期待できます。
また、年配の方をターゲットとする場合も同様で、「ネット広告よりチラシの方が効果的」といった具体的なアドバイスが貰える可能性もあります。
顧客と年齢層が近い税理士の方が、より的確なアドバイスをくれる可能性は高いといえるでしょう。
③美容室に特化した税理士を選ぶ
最後に、美容室の税務に特化した税理士を選ぶようにしましょう。
具体的に言えば、公開実績やホームページ等で、美容院を主な顧問先としているような税理士です。
美容院の税務を多く担当している税理士を選ぶことで、以下2点のメリットがあります。
・美容院の会計処理に慣れているため、クオリティの高い業務が期待できる
・美容院の税務を担当した経験から、様々な情報やデータを所有している
美容室の税務の経験が豊富な税理士なら、単に会計処理を行ってくれるだけでなく、美容室の業績を上げるための具体的なアドバイスなどもくれるはずです。
ただし、中には大した実績がないのに「美容室専門の税理士」を謳っているケースもありますので、しっかり見極めることが大切となります。
美容室に合った税理士の料金相場はどれくらい?
美容室経営に合った税理士を雇用する際、最も気になるのは「費用相場はどの程度なのか」という点です。
これは美容室の規模感や従業員数などによって変動しますが、サービス業における税理士の顧問料は月額「1.5~3万円」が相場とされています。
ただし、これはあくまで相場であり、顧問料に影響を与える要素としては、主に以下の3点が挙げられます。
・面談の回数
・売上高や規模
・記帳代行の有無
特に売上高や美容室の規模感による変動は大きいので、この章では、美容室の規模に応じた、税理士の顧問料の相場を紹介していきます。
ご自身の美容室の規模を踏まえたうえで、どの程度の費用がかかりそうか確認してみてください。
小規模な美容室を経営している場合
美容室の年間売上が1,000万円から3,000万円の場合は、税理士の顧問料の相場は月額「1万5,000円〜20,000円」とされています。
しかし、これは以下の要素によって変化する可能性があります。
・売上は少ないが従業員を【複数名雇用している】場合
・売上は少ないが規模は大きく、【税務処理が多い】場合
こうした事情があると税理士の負担も大きくなってきますので、相場より若干高くなる可能性はあるといえるでしょう。
しかし、小規模な美容室を1店舗だけ経営している場合や、従業員が2~3名程度というような場合であれば、かなり安く税務処理等を依頼することができるはずです。
また、もし「今後は複数店舗を展開していきたい」という考えがあるようであれば、「融資などの相談が出来るか」という観点で税理士を選ぶのも重要です。
複数店舗を経営している場合
美容室の年間売上が3,000万円から1億円を超えてくる場合は、顧問料の相場は月額「3万円〜」とされています。
このレベルだと、法人化して複数の店舗を経営しているケースも珍しくないでしょう。
従業員などが増えていくにつれて税務処理も面倒になっていくでしょうし、税理士を起用することによって減少する負担はかなり大きいはずです。
また、複数店舗を経営していく場合は、1号店と同じように成功させていくための「再現性」が重要となります。
しかし、美容院は競争が激しい業界であるため、思い描いたとおりに業績を挙げていくことは中々難しいです。
よって、この時期は美容室の顧問先を多く持つ税理士を起用することで、2号店・3号店を成功させていくためのポイントを、経験を踏まえて教えてもらうことが可能となります。
「経営上のアドバイスをくれる、頼りになる税理士か?」という観点から税理士を選んでいけば、きっと力になってくれるはずです。
従業員が増えた場合は社労士の起用も検討する
従業員が増えていくと、【雇用に関連する問題】や【就業規則】及び【賃金の見直し】などに頭を悩ませる場面も出てきます。
そういった場合は税理士だけでなく、人材管理の専門家である「社労士」の起用も検討しましょう。
社労士に従業員のマネジメントを任せることで、以下のようなメリットが期待できます。
・従業員のパフォーマンスが向上し、業績アップに繋がる
・雇用に関する問題を解決し、未然にトラブルを防ぐことができる
規模が大きくなるにつれて本業以外にやるべきことは増えていくので、任せられる部分は専門家に任せていき、美容室の経営にエネルギーを使っていきましょう。
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【まとめ】美容室の経営を成功させるために、信頼できる税理士を探そう
今回は美容室経営に合った税理士の選び方や大まかな報酬相場について紹介してきました。
記事のおさらいですが、美容室に合った税理士を選ぶためには以下3つのポイントが重要となります。
①サービス精神のある税理士
②ターゲットの年齢層と近い税理士
③美容室に特化した税理士
これらの要件に該当しているほど美容室の税理士に適しているといえ、経営に関して大きく力になってくれることでしょう。
しかし、税理士事務所の数は非常に多く、自身の美容室経営に合った税理士を見つけ出すのはかなり難しいと言えます。
今の税理士に不満がある方や、これから税理士を起用しようか迷っている美容室オーナーの方は、ぜひ下記のバナーよりご相談ください。