【ゼロ申告の嘘はバレる?】確定申告の虚偽による罰則がヤバすぎる件!
「実は収入があるけど、無収入だと嘘をついて申告している」
こんな人が、焦って税理士に相談するケースは珍しくないです。
問題は「ゼロ申告の嘘はバレるのか?」という点ですね。
結論、ゼロ申告は案外簡単にバレます。
では、万が一ゼロ申告が嘘だとバレてしまった場合、どうなるでしょうか?
答えは、長い調査期間が設けられ、重加算税が課されます。
▼この記事はこんな人におすすめ!
・収入があるのにゼロ申告をしてきた人
・今年から出始めた収入を申告しようか悩んでいる人
・収益が本当にないのでゼロ円申告を考えている人
・すでに嘘のゼロ申告をしてしまい不安を抱えている人
嘘のゼロ申告には、バレにくいときがあるのも事実です。
ただ、ほとんどの場合に簡単にバレてしまうので、申告は正直にするのが身のためです。
この記事では、ゼロ申告がバレる理由や、解決方法をご紹介します。
すでに嘘のゼロ申告をしてきてしまった人が今後どうすべきかもお伝えするので、最後まで読んでみてください。
ゼロ申告の嘘はバレる?→すぐにバレます
ゼロ申告の嘘がバレるのは、【税務調査が入ったとき】です。
確定申告時に怪しい点が見つかった対象者に対して、税務署は調査を行います。
怪しまれる主な理由は、下記のような点があげられます。
・ずっと無収入なのになぜか生活ができている場合
・支払元から「支払調査」が提出されている場合
・無収入なのになぜか銀行口座が動いている
・不動産など高額な支払いの実態がある
・税務署に誰かがタレコミをした
特に、収入がないと生活費が出せないはずの個人なら、怪しまれる理由としてじゅうぶんです。
支払元が法人なら「支払調査」からバレます。
基本的に支払をする側が「この人にお金を払っている」と税務署へ報告しています。
支払元が法人の場合、報酬の支払いに対して「支払調査」を提出していることがほとんどです。
特に法人は、怪しい動きの有無に関わらず、定期的に調査が入ることがあります。
支払元が調査にあった場合には、「この人へ支払いがあるはずなのに、個人からは申告がされていない」と芋づる式に見つかることも珍しくないです。
ゼロ申告の嘘がバレた!罰則とは?
ゼロ申告の嘘がバレると、相応のペナルティが課せられます。
本来払わなくてはいけない税金にプラスして、罰金が求められるというイメージです。
ゼロ申告の場合、隠ぺいをしたことによる「重加算税」や、期限内に納税しなかったことによる「延滞税」がかかることがほとんど。
特に「重加算税」は罰則の中でも罪が重く、本来の納税額に対して40%もの罰金が課せられます。
ゼロ申告は「わざと」であるととらえられることが多いです。
嘘がバレたときには、大きなペナルティがあると思っておきましょう!
【注意】ゼロ申告 無申告は税務調査の可能性が高くなる!
国税庁は2019年以降、無申告者に対する調査を強化すると発表しています。
もし収入があるのにゼロ申告や無申告を続けているのに、まだ税務署から調査の連絡がきていないなら、それはラッキーだっただけだと思って良いです。
「収入がないのはおかしい」という個人を発見することは、税務署にとってとても簡単なこと。
特に最近ではオンラインで簡単に稼げる時代だからこそ、開業届を出さずにゼロ申告や無申告のまま、フリーランスとして生活している人も増えています。
今後はさらに、ゼロ申告や無申告への取り締まりが厳しくなるはずです。
個人で収益を上げている人は特に、はやくからしっかり納税を始めるのが安心でしょう!
なぜバレる?ゼロ申告や無申告が怪しまれる理由
問題は、「無収入の人がどうやって生活をしているのか?」です。
例えば、
・家族の扶養に入っている
・貯金を切り崩している
・お金を借りている
という理由で無収入でも生活ができているケースなら、問題はありません。
でも、一人暮らしをしている個人や、誰の扶養にも入っていない個人が、無収入で生活できるのはおかしな話です。
・他人からお金をもらっている
・不用品を売って収益にしている
・実は不労所得がある
・相続で金銭など資産を受け取っている
上記のようなケースには税金がかかる可能性が高いので、無申告やゼロ申告をするとアウトということも。
特に個人の場合には、無収入で生活費をまかなえている理由を確認されやすいです。
何年もゼロ円申告をしているのであれば、特に怪しまれる可能性が高いので、調査の電話が入る前に手をうっておくことをおすすめします。
ゼロ申告の嘘がバレにくいケースとは?
正直にお伝えすると、嘘のゼロ申告をしていてもバレにくいケースはあります。
・全ての収益を現金で受け取っている
・受け取った現金を銀行に入れていない
・家族の扶養に入っている
上記の3つが揃っている場合には、ゼロ申告をしてもバレないでしょう。
例えば専業主婦をするかたわらで、自宅に人を招きマッサージで稼いでいるという人が現金で取引をしているなら、怪しまれる可能性は低いです。
ただし、稼いだ現金を銀行に入れて管理するなど、何らかの形でオンライン上に取引の履歴が残ってしまう場合には、怪しまれる確率がグンと上がります。
大きな額を稼ぐほど、タンス貯金は現実的ではなくなるはずです。
本格的に収益を出していくのなら、嘘をついてソワソワするのではなく、堂々とビジネスをするべきでしょう。
【解決策】ゼロ申告で嘘をついてしまった!どうすれば良い?
出来心ですでに嘘のゼロ円申告をしてしまった、という人もいるでしょう。
解決策は、「修正申告」をすることです。
修正申告とは、「間違いがありました」と自分から申告をすること。
「嘘をついたのではなく間違いを発見したので」という修正なので、罰金である重加算税はゼロ円になります。
調査の連絡が来る前に、自分から間違いを認めて修正してしまいましょう。
【まとめ】ゼロ申告の嘘がバレるのは時間の問題!すぐに手を打とう!
ゼロ申告の嘘がバレるのは、案外とても簡単なことだとお伝えしました。
「税務署はわざわざ無収入の人を調査なんてしない」と思っていると危険です。
ある日突然連絡がきて、調査に入られたらすぐに嘘がバレてしまいます。
嘘のゼロ申告は脱税にあたり、犯罪です。
犯罪者としてコソコソと生活しながら、いつ調査が来るかと不安を抱えているくらいなら、サクッと正しい確定申告をして納税してしまえば気楽になります。
税理士を雇った方が節税対策になる
確定申告が面倒なら、税理士に丸投げしてしまうのも良いでしょう。
「青色申告」をすれば、65万円の控除にあわせて基礎控除48万円が使えるため、最大113万円分の所得がなかったことになり、所得税をかなりおさえることができます。
税理士への依頼分も経費にできるため、合法的にさらに所得を減らして提出することが可能です。
今の収入が低いなら、結果的に税金はほぼかからないということも。
税理士が介入すれば税務調査が入る確率もグンと減るため、確定申告時の手間と不安が一気に解消されます。
「すでに無申告を何年も続けてしまった」
「ゼロ申告で嘘をついてしまった」
「もう税金について悩みたくない」
このように悩んでいるなら、税理士に税務関係を丸投げしてしまった方が、ちゃんと節税をしながら堂々とビジネスができて気が楽になります。
確定申告時だけの依頼なら、数十万円もかからずに節税対策を施してくれる税理士も多いです。
できるだけ安く税理士を雇いたい、という人は、タックスボイスにお気軽にご相談ください。