【楽天銀行法人口座メリット・デメリット】法人ビジネス口座の特徴は?
法人として活動するなら、法人ビジネス口座があると便利です。
規模が大きくなるほど、企業同士の取引や経理に必要不可欠になっていきます。
そこで、法人ビジネス口座を作りたいとき「楽天銀行法人口座」は、有力な選択肢のひとつになるはずです。
▼この記事でわかること
・法人ビジネス口座の特徴とは?
・個人口座と分けて活用すべき理由
・楽天銀行法人口座のメリット
・楽天銀行法人口座のデメリット
この記事では、法人ビジネス口座の特徴に加えて、人気のある「楽天銀行法人口座」を選ぶメリットとデメリットもご紹介します。
結論をお伝えすると、楽天銀行の法人口座は、はじめて法人ビジネス口座としておすすめできる選択肢です。
他の銀行で利用できる法人ビジネス口座の特徴とも比較しながら、おすすめできる理由を詳しく解説します。
法人ビジネス口座とは?どうして必要なの?
法人ビジネス口座とは、その名の通り、法人名義で開く口座のことです。
法人登記をしている法人だけが開くことができるため、個人事業主は所有することができません。
法人ビジネス口座を開設するためには、代表者が金融機関に申し込み、手続きを済ませる必要があります。
開設は義務ではないため、法人でも経営者個人の口座で取引し続けることは可能です。
でも、法人口座を持っていた方がメリットは大きく、逆に持たないことにはデメリットしかありません。
▼法人ビジネス口座を持つべき理由
①信頼性が上がる
②融資を受けやすくなる
③経理が楽になる
それぞれの理由について詳しくご紹介します。
法人ビジネス口座を持つ理由①:信頼性が上がる
詐欺などに利用されてしまわないよう、金融機関は法人口座の審査をとても慎重におこないます。
例えば、会社の実在を示すため固定電話の有無を確認されたり、資本金の金額に関してもチェック項目になると言われています。
つまり、個人の銀行口座よりも法人の銀行口座の方が開設が難しく、振込先としても信頼を受けやすいです。
取引先や消費者が銀行へ振り込みをするとき、個人よりも法人の銀行口座の方が安心感があります。
法人ビジネス口座としか取引をしない企業も珍しくないので、法人を立ち上げるならビジネス口座を開設しておいた方が安心です。
法人ビジネス口座を持つ理由②:融資を受けやすくなる
銀行が融資すべきか判断するとき、会社の信用性や返済能力を基準とします。
法人口座を持っており取引を繰り返している場合、取引実績として信用性が上がるため、融資を受けやすい状態になります。
たとえば今後、新規事業の立ち上げや事業拡大を視野に入れているなら、融資が必要になることもあるでしょう。
融資が受けられるように準備しておくことは、可能性の拡大にもつながります。
法人ビジネス口座を持つ理由③:経理が楽になる
法人の口座は法人という人格が所有する口座になります。
つまり、たとえ会社の社長であっても、個人が勝手に利用することは許されません。
反対に個人の口座を使い続けている場合、個人と法人の資産を融合させているように見えるため、税務署から怪しまれやすいです。
法人口座のお金は社長や代表者のものではなく、法人のものとなります。
個人の取引と分けて管理ができるので、経理も簡単です。
法人の経営者が会社のお金を個人の口座で管理するというのは、実務面と経理面いずれにとってもよくありません。
楽天銀行法人口座とは?
法人ビジネス口座を開くとき、数ある中からどの銀行を選べばいいでしょうか?
まず選択肢にあがってくるのは、メガバンクなどの都市銀行にすべきか、楽天銀行などのネット銀行にすべきか。
結論、ネットバンキングが無料になる、ネット銀行を選ぶのがおすすめです。
最近では都市銀行でもネットバンキングに対応していることが多いですが、月額利用料が2,200円前後かかることがほとんど。。
初めての法人口座を作るなら、おすすめは「楽天銀行」です。
楽天グループのネット銀行で、個人と法人どちらにも人気があります。
楽天銀行法人口座のメリットとは?
ネット銀行では、口座維持費やインターネットバンキングが無料なのが当然です。
さらに、同行宛てはもちろん他銀行宛ての振込手数料が都市銀行と比べて圧倒的に安いのも、あたりまえ。
では、楽天銀行で法人口座を作るメリットはなんでしょうか?
①事業や部署ごとに複数口座を開設可能
②楽天グループサービスと提携で得が多い
③オンラインですぐに口座を開ける
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
楽天銀行法人口座のメリット①:事業ごとに複数口座を開設可能
事業が大きくなると、支店を増やすこともありますよね。
楽天銀行では、支店ごとに口座を開くことができるため、経理関係の混乱を防げます。
ネットバンキングに対応しているのはもちろん、全国にあるATMでお金の取り扱いができるため、業務をスムーズに進めやすいです。
楽天銀行法人口座のメリット②:楽天サービスと提携で得が多い
楽天銀行を運営する楽天グループは、サービス幅が多岐にわたります。
グループサービスを使うほど優遇措置も多く、法人として選べば大規模の経費対策にもつながるでしょう。
例えば、楽天銀行ビジネスカード(JCB)を作ることで、利用金額にあたる1%がキャッシュバックされるため、経費削減にも役立ちます。
他にも楽天はサービス幅が広く、従業員に社員携帯として楽天モバイルを渡したり、楽天市場で買い物をすることで、更なる還元率を上乗せすることも可能です。
楽天銀行法人口座のメリット③:オンラインですぐに口座を開ける
オンラインで口座を開くことができるため、わざわざ窓口へ足を運ぶ手間がはぶけます。
必要なときにいつでも開設できるので、特に法人設立時の忙しい経営者さんにとって便利です。
楽天銀行法人口座のデメリットとは?
楽天銀行で法人口座を開くデメリットは、正直あまりありません。
ネット銀行ということもあり、常に最新の対応をしているため、使い心地もバッチリです。
もし一点あげるとすれば、海外送金時の為替手数料が安くないことです。
海外送金手数料自体は2,000円なので業界としても安めですが、為替レートとして1ドルあたり25銭ほどの為替手数料を上乗せしています。
海外送金を頻繁に利用する場合には、楽天銀行のように国内向けの銀行ではなく、海外送金を主な目的とした銀行を視野に入れる必要があるでしょう。
国内送金が主な手段な場合には、特に気にする必要はありません。
楽天銀行の法人口座は税理士もおすすめ!
楽天銀行の法人口座は、税理士もおすすめしていることが多いです。
法人を立ち上げるなら、楽天銀行で法人口座を作ってから経理管理を始めましょう。
とはいえ、これから法人として経営をしていくなら、自力で経理をするのは難しいです。
税務署からの目も厳しくなるため、プロに経理を依頼してみてはいかがでしょうか?
タックスボイスでは、法人の節税に詳しい税理士を無料でご紹介しています。
「法人口座も作ってないので、まずは経理に関して相談したい」
「どこまで経費にして良いのか、正直なところを聞きたい」
「法人を作ったものの、お金の管理と税務書類が難しくて困っている」
このような相談を多くいただいております。
今まで個人事業主として自力で経理をこなしてきた人でも、法人の経理と決算申告を1人でこなすのはほぼ不可能です。
何ヶ月もかかる税務処理をする時間は、プロを雇って仕事をした方が効率的。
税務処理にお悩みの方や、年末調整に不安を抱えている方は、お気軽にご相談ください。