【税務署に相談するデメリット】無料相談が危ないといわれる4つの理由
税務署で相談をすると何かデメリットあるのかな?
なんか怖いイメージもあるし大丈夫かな。。
誰か税務署に相談するリスクを教えて!
今回はこちらの疑問にお答えしていきます。
税務署では税金関係の相談を「無料」で受け付けています。
申告や相続に関して疑問がある人は、相談をする窓口として、利用されることが多いです。
しかし、税務署の無料相談を利用した人たちからは「危ない」と言われることがあります。
〜この記事でわかること〜
・税務署に相談するメリットとデメリット
・税務署への無料相談が危ないと言われる理由
・税理士に相談するメリットとデメリット
たとえ税務署の無料相談にデメリットが多いとしても、税金関係でわからないことは、どうにか解決しなくてはいけません!
この記事では、税務署の無料相談が危険と言われる理由やメリット・デメリットとあわせて、税理士へ相談するメリットとデメリットも比較していきます。
【税務署に相談するメリット】無料&匿名相談ができる
税務署の無料相談のメリットは、なんといっても【無料】であること。
何度同じ相談をしても無料で、税務署の人は基本的に親切な人が多いです。
また、匿名で相談ができるので、個人的な内容を確認してもらう必要がない場合には、個人の情報を開示する必要もありません。
つまり、電話相談中にペナルティがあることが判明した場合、そこで問い詰められるリスクは高くありません。
とはいえ、「税務署への無料相談は危ない」と言われる理由はありますので、次の章で確認していきましょう。
【税務署に相談するデメリット】4つのリスク
税務署に相談するデメリットは、例えば下記があげられます。
①アドバイス内容が適切とは限らない
②節税に関するアドバイスは受けられない
③相談の日程調整がつきにくい
④一般論しか教えてくれない
それぞれ詳しく解説していきます。
税務署に相談するデメリット①:アドバイス内容が適切とは限らない
税務署への相談は無料なので、気軽に利用できる点はメリットです。
しかし無料だからこそ、担当者は回答に責任をとってくれません。
無料相談の担当者は、税務処理を行わないため、間違った指示をされる可能性があります。
つまり、たとえ税務署の担当者に教えてもらったアドバイスが間違っていた場合にも、税務署側の責任にすることはできません。
信じた情報が間違っておりミスが発覚した!
こんな場合もありえます。
「税務署の担当者が良いと言ったから信じただけだ!」という主張も通らないため、あくまで最終的には自己判断で納税することになります。
また、知識量についても担当者によってばらつきがあります。
知識量や経験値によって担当者の回答が変わることもふまえ、不安なときは複数回に分けて違う担当者に相談電話をするなど、手間をかけた方が良いでしょう。
具体的なアドバイスが必要な場合には、税理士への相談をおすすめされることもあります。
税務署に相談するデメリット②:節税に関するアドバイスは受けられない
税務署は、正しく納税をしてもらうための行政機関です。
しかし、納税者が有利になる節税のアドバイスは、ほとんど受けられません。
「こうした方が節税になりますか?」などの質問は、親切に答えてもらえないと思っておきましょう。
あくまで「正しく納税したい」という人に対してアドバイスをするのが税務署です。
「納税額を減らしたい」と願う納税者は、税務署が手助けしたい対象者ではない、ということを理解して、相談すべきか判断しましょう。
税務署に相談するデメリット③:相談の日程調整がしにくい
税務署が相談を受け付けているのは、平日の8時30分〜17時です。
行政機関なので、休日の対応はもちろんしてくれません。
個人事業主の方で都合がつくならいいのですが、平日の相談が難しいという場合は相談するタイミングが掴みにくいです。
特に確定申告の時期は相談が殺到するため、なかなか電話が繋がらなかったり、長時間待たされるなどの可能性があります。
税務署が忙しい時期に限らず、担当者によっては「情報を整理してから相談してください」とあしらわれてしまうことも。
相談をするなら、無料だからといって相手の時間を無駄に使おうとせず、情報をまとめてから話をするように心がけましょう。
税務署に相談するデメリット④:一般論しか教えてくれない
税務署に相談しても、一般論しか教えてもらえないことがほとんどです。
「あくまで一般的にはこうですよ」という意見が知りたいだけなら十分ですが、その程度ならGoogleで調べた方がはやいということも多々。
税務署の担当者は、正確な資料をもとに指導をするための存在ではなく、持っている知識と経験から一般的な意見を伝えてくれるだけです。
確実に正しい額を納税したい人や、勘定科目で税務署から注意をされたくない人、節税をしたい人なら、税理士に相談するのが確実です。
【税理士に相談するメリットとは?】3つの安心
税務署に無料相談をしない場合、頼れるのは「税理士」だけです。
では、税理士に相談をするメリットをご紹介します。
①責任感を持って業務にあたってくれる
②税務調査が入りにくい
③記帳代行まで依頼できる
それぞれ解説します。
税理士に相談するメリット①:責任感を持って業務にあたってくれる
有料だからこそ、責任感を持って業務にあたってくれます。
最新情報を取り入れ、最適な解決策をプロ目線で提供してくれます。
税理士に相談するメリット②税務調査にあたられない可能性が高い
素人が行なった会計処理では、税務調査が入る確率も増えます。
税務署としても、税理士というプロがついている相手よりも、素人が個人で税務処理をした相手の方が、追徴課税を取りやすいと考えていると予測できるからです。
これは税理士のハンコの効果が高い証拠でもあります。
税理士に相談するメリット③会計業務の代行まで依頼できる
相談相手として税理士への依頼をするだけでも良いですが、会計業務をまるっと代行してもらった方が業務の効率は上がるはずです。
会計業務についてわからないことが多いなら、いっそ税理士に丸投げし、業務に集中する時間を作るのも検討する価値はあるでしょう。
【まとめ】税務署への相談はデメリットが多い?相談なら税理士が安心
税務署への相談は無料なので、【簡単な税金に関する疑問】なら電話をかけてみる価値はあるでしょう。
ただし、「税務署の担当者が言ったことだから」と鵜呑みにして税務処理をした結果、間違いが発覚してペナルティーを受けたという経験者も珍しくありません。
▼税務署への無料相談が向いている人
・どうしても無料で相談したい人
・簡単な質問がしたい人
・重要度が低めの質問がしたい人
▼税理士への相談が向いている人
・節税に関するアドバイスや確認をしてもらいたい
・最新の規定に従った会計処理をしたい
・責任を持ってくれる人に税務処理を任せたい
確実に正しい税務処理をしたいなら、責任感持ってプロとして業務にあたってくれる税理士へ相談するのが安心です。
タックスボイスでは、確定申告はもちろん相続問題についても経験が豊富な税理士を幅広くご紹介しています。
税理士への相談が必要な理由によって、適切な税理士を無料でご紹介しています。
お気軽にご相談ください。