【オンライン】で顧問契約を税理士に頼むメリットデメリットをまとめてみた!
コロナの影響で対面からオンラインでできる税理士を探している
オンラインで税理士に頼むメリットデメリットは?
オンラインにすることで税理士の料金は安くなる?
今回はこのような疑問にお答えしていきます。
コロナきっかけにより税理士との関わり方も少しずつ変わってきています。
感染リスクを避けるため【対面】に抵抗がある事業主は、オンラインで面談したいという方も少しずつ増えてきました。
オンライン面談は
LINE、Zoom、Skype、FaceTime、Googleハングアウトなど。
様々なツールで対応することができます。
利便性や安心感などの観点から、オンラインで税理士に顧問契約を頼むことも定着していくように思います。
今回はオンラインで税理士に顧問契約を頼むメリットデメリットを中心にお話ししていきます。
オンラインで税理士に頼む4つのメリット
メリットは4つ考えられます。
①税理士の料金が減る
②打ち合わせの時間確保が簡単になる
③場所を選ばない
④税理士を選ぶ基準が全国になる(場所の制限がなくなる)
それでは順を追って見ていきましょう。
①税理士の料金が減る
これが一番のメリットかもしれません。
税理士がかかるコストの中の一つに、お客さん先に行くための「移動コスト」があります。
移動コストは2種類あります。
●交通費、コインパーキング代、高速代など実費でかかるコスト
●税理士さんが移動に費やしている時間コスト
この2つです。
実費は目に見える費用なので、わかりやすい指標になります。
遠いお客様に会いにいくのに高速を使っていくならば、
もちろん高速代がかかりますし、ガソリン代もかかります。
交通費が高いのに、顧問料が安ければ、「割に合わない」という判断になります。
次に移動に費やしている時間コストです。
これは目に見えないコストですが、実費と同じく、費用がかかっています。
移動している時間は基本的に何もできない時間です。
車に乗っていれば、手はふさがってしまいますし、電車に乗れば周りを気にして大胆にパソコンを広げることも難しい。
つまり移動時間は税理士にとっても、大半は生産性のない時間になります。
税理士も、移動にかかる2種類のコストを考えて、顧問料をはじき出すことになります。
それがオンライン対応になれば、どうでしょうか。
移動にかかるコストが省けますので、そのぶん顧問料を安くできます。
税理士にとっても移動時間を省いて仕事に当てられますので、生産効率は上がります。
顧問先1件あたり4万円だったのが、
顧問先3件こなすことができれば、2万円だとしても売り上げは、6万円に上がることになります。
もちろん仮定にはなりますが、そのぶん税理士としても、売り上げUPの確保ができる計算になります。
②打ち合わせの時間確保が簡単になる
オンラインの税理士対応にすることにより、打ち合わせ時間が確保しやすくなります。
オンラインの良さは「スキマ時間」を有効活用できるという点です。
スキマ時間とは、
休憩時間、営業の合間、店舗経営であれば予約の入っていない時間など。
予定と予定の合間の時間を使って、オンライン面談ができるのが魅力です。
もちろん税理士もその時間帯に予定が空いていることが前提ですが、より時間を確保できるはずです。
どうしても対面で税理士が訪問する際は、会う時間を「きっちり」確保しなければなりません。
お互いに会う日程を確保し移動時間も考慮するならば、来週再来週の日程になるかもしれません。
オンラインになれば、その点、すぐに打ち合わせができるメリットあります。
③場所を選ばない
これもオンラインのメリットです。
ネット環境さえ整えば、どこでも面談が可能ということです。
自宅でも喫茶店でも外出先でも。
セキュリティ上の都合がありますが、ネット環境さえ整っていれば、繋がれるメリットは、大きくあります。
④税理士を選ぶ基準が全国になる(場所の制限がなくなる)
例えば気に入った税理士さんが御社から遠くに事務所がある。
この場合、選定から外れてしまう方が多くいます。
しかしオンラインで税理士を探すならば、税理士の事務所はどこでもOKになります。
極端な話、北海道と沖縄でも全然構わないわけです。
(ただ特殊な事情がない限りそれほど遠くの税理士は選びませんが)
現在、東京の税理士さんでも、大阪や、名古屋、福岡にも顧問先が多くあり、全国対応している方も少なくありません。
場所の制限がなくなれば、どうなるか。
税理士の選ぶ基準が、距離を超えてスキル、人柄、価格で見れるというメリットが出てきます。
もちろん、税理士、事業主お互いに距離を気にしないというのが前提ですが、「税理士を中身で選ぶことができる」のは、メリットは大きいです。
オンラインで税理士に頼むデメリット
①対応できる税理士の数が少ない
「オンライン対応にしてほしい」という事業主の要望に応えられる税理士がまだまだ少ない体制が整っていません。
税理士側も、長年行ってきた仕事の流れは簡単に変えられません。
まだセキュリティ面を気にする税理士もいるため、オンライン対応を求める社長の数に対応できていないのが現状です。
しかし事業主が、税理士を選ぶ基準をオンライン対応にしているならば、逆に多くの税理士から選ぶ基準が絞れてきます。
仕事のスタンスも合っているため、相性もいいはずです。
タックスボイスでもオンラインに対応している税理士との提携がありますので、税理士を探していましたら、ぜひご連絡ください。
オンライン対応の税理士を探す上で気をつけたいポイント
顧問料に気をつける!
先ほどお話ししましたが、
オンライン面談することで、顧問料がおさえられる。
これがオンラインにする大きなメリットです。しかし実は気をつけたいところも「価格」です。
●訪問した時の料金
●税務調査にかかる料金
●記帳代行料金
ここら辺は押さえておきたい料金のポイントです。
オンライン対応の税理士が提示する顧問料は、無駄を全て削ぎ落とした結果の料金です。
当然ですが、オンライン対応では対応できない業務に関して、料金を請求します。
これは当たり前のことですが、見てくれの金額だけでなく、その他かかる料金はきっちり考慮しましょうということです。
オンライン対応以外にかかる料金の相場はどれくらいでしょうか。
下をご覧ください。
●訪問した時の料金 一回あたり5000円〜
●税務調査にかかる料金 立会い1日あたり5万円〜
●記帳代行料金 1仕訳あたり50円〜100円(年商ベースに考える税理士事務所もあり。この場合1万〜)
上の金額は、おおよその税理士の相場になります。
これよりも高い料金を設定している事務所もありますので、確認は必要になります。
【オンライン対応=安い】という見方だけでいくと、税理士選びに失敗するケースです。
このようなことにならないように、上記で示したように、オンライン対応以外にかかる料金を明確にすることが大切です。
【まとめ】オンライン税理士が増えても税理士の本質は変わらない
今回は、オンラインで顧問契約を税理士に頼むメリットデメリットについてお話ししました。
コロナにより、仕事のあり方自体が変わりつつあります。
安心感、利便性から少しずつオンラインの良さが認知されるようになってきました。
しかしここでお伝えしておきたいのが、オンラインは、メリットを最大限生かしてくれるツールにすぎません。
そのツール自体に焦点が行きがちですが、税理士を選ぶ上での本質は変わりません。
税理士を選ぶ上での基準で大事なのは、
人柄、親密さ、コミュニケーションスキル、節税アドバイス
これらの本来重要視されるべき内容は、税理士選びで、選定基準として持っておくべきです。
オンラインに対応していて、ちゃんとサービスも行ってくれる税理士
これがオンライン対応を望んでいる事業主様の、税理士選びの正解です。
タックスボイスでは、オンラインで対応できる、親身な税理士と
多く提携しておりますので、ぜひご相談していただければと嬉しいです。