【成功事例】埼玉県の建設会社が税理士の変更に成功した話
この記事は埼玉県の建設会社が【税理士を変更した背景】【税理士にどのような問題点があったか?】【税理士を変更してどのようなメリットがあったか?】を中心に書いていきたいと思います。
税理士を変更した背景
今回税理士を紹介したお客様は、埼玉県にある建設会社です。
今まで付き合っていた税理士がいましたが、税務署目線の対応で税務調査のとき、考え方のズレが出てきてしまったこと、
半年分の経費が処理されておらず、大きなミスが目立ったため、新しい税理士に変更する考えになりました。
【税理士を変更した背景】
●税務調査のとき、税務署目線の対応だった!
●半年分の経費が処理されていなかった!
どのような事業をされていたか?
今回の埼玉県のお客様は公共工事を主にされていました。
公共工事の仕事は、工事代金が現金で支払われ、貸し倒れのリスクがないのが特徴です。
また長期にわたる仕事を受注する事で比較的、安定した発注量が期待できると言われています。
公共工事の実績が民間業者の信頼にもつながるため、民間工事と並行して、様々な建設業者が公共工事の仕事を多く受注したいと考えているのです。
今回のお客様も、比較的、利益率の高い公共仕事を受注され、売り上げを年々伸ばしておられました。
その一方、民間工事よりも多くの経費が必要になり、工事によっては地方から支払われるサイトが長いため、豊富な運転資金を確保する必要がありました。
工事内容によって、売り上げの一部を支払ってくれる前払金はありますが、経費計画をしっかり立てなければ、赤字仕事になってしまいます。携わっている間は、頻繁にお金が出て行くため、入金までに体力を温存しておかなければなりません。
そのため、税理士さんに求める事も、なるべく現預金を確保するために、無駄な税金を払わせないという会社目線に立った税理士さんを求めていました。
以前の税理士さんの2つの問題点!
以前の税理士さんには2つ問題がありました。
それは、税務署目線の対応をされる事で会社目線に立ってくれないこと。
もう一つは担当者のミスが多く、半年間の入力ミスが判明したことです。
〜問題点〜
1税務署目線
2入力ミス
信頼関係が壊れてしまい、税理士を変更するに至ったとの事です。
税務署目線の税理士の問題点
税務署目線の税理士とは?
税務調査の対応の際、2つのタイプの税理士がいます。
それは税務署のほうに顔が向いており、税務署よりの対応をされる方と、会社目線に立って対応される方の2種類です。
【税務調査の対応でわかる税理士のタイプ】
●税務署目線の税理士
●会社目線の税理士
税務署目線の税理士とは、年配の税理士さんに多いですが、対応も税務署よりの考えで、「なるべく多く税金を払ったほうがいい」というスタンスのため、会社にとっては無駄な税金を払わなければなりません。
一方、会社目線に立てる税理士は、若い税理士さんに多いですが、準備の段階から「なるべく税金を出せない」というスタンスを持っており、交渉も準備もしっかり行ってくれることで、きちんと税務署員に対応してくれる税理士さんです。
税務署目線の 税理士
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●なるべく税金を多く払った方がいい考え
●税務署のルールを守りすぎている ●年配の税理士さんに多い |
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会社目線の 税理士
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●なるべく税金を出させない考え
●準備段階からしっかり税務署対策を行う ●若い税理士さんに多い |
なぜ2種類の税理士が存在するのか?
税務署目線の税理士と会社目線の税理士はなんで存在するのでしょうか?
ひとつに税務署目線の税理士は「厳密に税務署のルールを守りすぎている」ことがあります。
例えば、鉛筆を100円で購入したとします。
税務署目線の税理士は100円で買った鉛筆のうち、プライベートで使う部分は10分の1、つまり10円に相当するから、経費にいれてはいけないという考えです。
100%事業用で購入しなければ、経費扱いにならないのです。
それは、全部経費でいいでしょうと思いますが、税理士が税務署ルールを守りすぎているとこういう考えになります。
いわば、税務署が喜ぶ税理士さんということです。
反対に会社目線の税理士とは、税務署のルールを守りつつ、何とか会社のメリットのあるよう経理処理をします。
税理士さんの性格とスタンスによるものが大きいですが、きちんと見極めなければ、税金額が大幅に変わってしまいます。
入力ミスによる問題点
もう一つは担当者がミスをした話です。
一般的に税理士事務所の担当者のミスは以下のように大きく分けられます。
1担当者の入力ミス、計算ミス。
2税制改正に対応していなかった、知らなかった。
3税理士とのコミュニケーション不足で対応が遅れてしまった。
などがよくある3つです。
その中でも多くある税理士側のミスが、入力ミスに関することです。
会計処理はほとんどの場合、内勤のスタッフが行いますが、外回りの担当者が自ら打ち込み作業をするケースもあります。
他の顧問先も多く抱えていることで、1社に対して時間があまり割けず、ミスをしまうことが稀(まれ)にあります。
今回の担当者のミスは半年間の入力をしなかったため、税金額が大幅に異なってしまったことが問題点です。社長が決算前に気づいた為、申告に支障は出ませんでしたが、このまま申告をしてしまった場合、明らかに損害を被るのは会社側になります。
これは税理士側の対応が不十分であったことでおきてしまいました。
税理士を変更したメリットと紹介サービスを利用するメリット
今回は税務調査の際、会社側の立場に立って、対応してくれる方、また入力ミスを防げるような体制を取っている税理士事務所に変更したいとのご要望でした。
ご要望を受けて、社長に合った埼玉県の税理士事務所を紹介しました。
税務調査の際の対応は、一般的に税理士さんが露出しているホームページ上からは伝わりません。
税理士紹介サービスを利用することで、この税理士はこういうスタンスで税務調査に対応をしてくれる、会社目線にたった税理士さんなど、事前に知れることができます。
それは紹介する側で、税理さんと提携するときに、事前面談をする事で、その税理士事務所のスタンスを知ることができるからです。
これは入力ミスが防げるような体制をとっている税理士事務所にも言えることですが、事前に税理士さんを知っていなければなりません。
税理士事務所側で入力の2重チェック体制をきちんと敷いているか?などは税理士事務所のことをよく知った紹介者でないとわからないことがあります。
一般的に税理士の変更はよくある事なのか?
税理士を変更したい!というお問い合わせは多くあります。
それだけ、今の税理士さんと付き合いがうまくいってない事業主が多いことも事実です。
税理士との相性はやはり付き合って見ないと分からない為、変更することは止む得ません。
税理士を頻繁にコロコロ変更することは支障がありますが、早い段階で違和感を感じた場合は、ぜひ一度ご相談されることをおすすめします。