【成功事例】東京都の卸売業が税理士の変更に成功した話
税理士を変更した背景
今回税理士を紹介したお客様は、東京で電材の卸売業を営んでいた法人です。
2年前に税理士を変更したばかりですが、
会計ソフトを導入してほしい税理士側の考えと、記帳代行を頼みたい会社側の考えで、意見のスレ違いを感じ、税理士を変更する意向になりました。
どんな事業をされていたか?
今回のお客様は、特定のお得意様に電材を卸売されていました。
主に工務店さんや、建設業関係のお客さん、電気工事の会社さんを相手に商売をされており、会社は幅広い種類の商材をもとに、長年お付き合いのある取引先から支持され、売り上げを伸ばされていました。
社長と業者様とのやり取りは、ほとんど電話とFAXです。
ITが盛んな時代ですが、昔からの取引先が多いため、ご年配の方が多く、電話とFAXの方が都合がいいとの事でした。
今現在、大手と取引をしている会社は、請求書もメールで添付して流すことを徹底されていたり、注文もネットで行なっていたりと、昔とシステムが違う事も珍しくありません。
しかし、昔ながらのやり方をしている会社も多いことは事実です。
それは税理士との付き合い方にも現れています。
税理士が会計ソフトに入力することを会社側に徹底する一方、アナログな付き合いを望んでいる社長にとっては、それがシステマティックで機械的に感じてしまい、考えにギャップができることはあります。
会計ソフトに入力する作業が大変だった
今回のお客さんも社長がご年配で、経理スタッフもいなかったため、経理を社長が担当しなければなりませんでした。
昔ながらのやり方になれていたため、会計ソフトを一から覚えることは、大変煩わしいことだったのです。2年前、お得意先の紹介でお付き合いした税理士さんは、会計ソフトに入力する作業(自計化)をお願いしてきました。
社長がそれを了承し、一度は引き受けたものの、時間がかかりすぎ、入力作業ができなくなってしまいました。そのため、金額が変わらずに記帳代行を頼める税理士を探されていました。
2年という早い段階での税理士変更は大丈夫か?
会社によっては1年〜2年と早い段階で税理士を変更される方がいますが、メリットデメリットが存在します。
メリットは、前の税理士と関係が深くならないうちに変更ができた点です。
付き合いが深くなると、義理もあり変更することに腰が重たくなります。
そのため税理士のサービスにストレスを感じながら、長年付き合っている方が多いのが現状です。
付き合いは始まって見ないと分かりませんので、違和感を早い段階で取り除くことができたことはメリットです。
デメリットは、早い段階で税理士を変更したことで、次に契約する税理士に不安を与えてしまう点です。「この会社はすぐ税理士を変更したので、うちも早く変更されるのではないか」と心配されてしまうのです。
初回面談の時、前の税理士を早く変更したという話が出れば、税理士側から契約を断ってしまう可能性も高くなります。
税理士を変更したメリット
今回、社長の主な希望は【前の税理士と料金が変わらず、記帳代行を任せられる税理士】の変更です。
ご紹介した税理士は会社からも近くの税理士さんです。
記帳代行を快く引き受けてくれました。紹介した税理士さんのスタンスとして、会社側に記帳をさせるより、事務所で記帳代行をし、お金の流れを把握しながら会計チェックをしていきたいとの要望があった為、会社とスタンスが一致したのです。
料金をそのままに出来た点は、前の税理士より訪問回数を下げたことで実現できました。
訪問回数は税理士も時間がかかる為、毎月訪問より、3ヶ月に1回の方が当然、料金は下がります。
昔ながらの会社さまで、それほど毎月訪問を求めていない会社も珍しくありません。
少し税理士との付き合いを変えるだけで、料金も変わらず、任せられることがあります。
税理士との付き合いに困っている方はぜひご相談ください。