【格安】で記帳代行を頼む注意点をまとめてみた!【ポイント4つ】
この疑問にお答えします。
最近では、記帳代行のニーズが高まっており、
「月500円〜記帳代行を行います!」
「月1000円〜やります!」など、
価格をウリにして、記帳代行を引き受けている税理士事務所があります。
今回は【格安】で記帳代行を頼む際の注意点についてお話ししていきます。
まだ開業間もないスタートアップの個人事業主(フリーランス)も本業に集中するために、
税理士に記帳代行を頼む方も多いと思います。
相場よりも安い、「激安」「格安」価格であればうれしいですが、
結論として、記帳代行の相場を無視して格安すぎるのは、デメリットがありますよ。という話になります。
また格安とうたっていても、本当は、相場よりも記帳代行の手数料は高くなっているケースもあるので、注意が必要です。
【格安】で記帳代行を頼むとき気をつけたい4つの注意点!
【格安記帳代行の注意点①】見てくれの安さにつられない
月500円〜、月1000円〜記帳代行ができます!といううたい文句で広告する税理士事務所がありますが、この格安で記帳代行ができるのは、【かなり小規模な個人事業主】にしぼっています。
入り口をものすごく安くして、間口を広げていることがほとんどです。
問い合わせをしますが、格安の条件に合わないことがほとんどです。
売り上げが全くなく、領収書が出ない個人事業主であれば、当てはまりますが、
年商1000万を超えるフリーランスの方は、仕訳数も多くなるため、結果的に相場通り、もしくはかえって割高になることもあるので、注意が必要です。
【格安記帳代行の注意点②】仕分料金とは別に基本料が入っていないか?
格安の記帳代行の料金設定の中では、仕訳ごとに料金が決まる従量課金とは別に月の基本料金をとっている事務所もあります。
仕訳数の料金が格安で設定されていても、月の基本料で5000円、10000円取られていれば、高くなることは十分考えられます。
「1仕訳いくら?」の仕訳料金のみ注目せず、月にかかる総額で比べて見てください。
【格安記帳代行の注意点③】本当に丸投げ?現金出納帳の作成まである?
記帳代行を頼むには、2つのパターンがあります。
・丸投げできる
・現金出納帳をつける(エクセルなどにまとめる)
記帳代行においての丸投げとは、レシートと領収書や伝票などをそのまま郵送すれば、記帳代行をしてくれるというものです。
そのまま封筒に入れて送るだけなので、手間なしですし、何よりシンプルです。
仕事で忙しい社長は、とてもメリットのあるやり方です。
しかし、記帳代行の頼む際に、エクセルである程度、科目をまとめて欲しいと要望する税理士事務所もあります。
お客様にまとめてもらうことで、税理士の手間を減らし、格安の記帳代行が実現できているケースもあります。
丸投げできるか?
エクセルで出納帳をまとめるか?
この2パターンのうち、どのパターンで格安にできるか?事前に確認は必要です。
【格安記帳代行の注意点④】どういう人が行なっているか?
格安で記帳代行を頼む上で、クオリティ面も気をつけたいところです。
記帳代行はマンパワーで行うため、相場を下回る安さで頼むとなると、人件費が安い人に頼まざるを得なくなります。
建設業の例でいうと、激安価格で工事を頼めば、「材料費を安く」したり、「工数を少なく」して、どこかで手抜き工事をする業者が出てきます。
これは、記帳代行サービスにも言えます。記帳代行において仕入れは【人】にあたります。
例えば【人件費の安い海外などに委託して、現地人に記帳を行わせる】
記帳のチェックはなしで、そのまま納品させるという税理士事務所もあります。
どういう人が記帳代行を行なっているか注意をし、クオリティを重視しなければなりません。
記帳代行は相場通りの適正価格で付き合うことをおすすめします!
以上が「記帳代行を税理士に格安で頼むうえでの4つの注意点」です。
もちろん格安は魅力的ですが、相場通りの適正価格でおつきあいすることをおすすめします。
おおよその記帳代行の相場はいくらか?
下に載せておきます。
おおよそ税理士事務所が設定している金額になります。
「税理士を雇うスタッフの人件費は上がっている」のに、「記帳代行の料金が安すぎる」のは、どこか問題だと考えた方がいいと思います。
あまりに高すぎてもダメですが、きちんとクオリティを守りつつ、相場通り、税理士と付き合うことをおすすめします。
このようなご希望がありましたらぜひ下記よりご相談ください。