【税理士選びのポイント】税理士は若い人がいいか?年配がいいか?
周りには税理士さんがいっぱいいて、どの人に任せればいいかなと迷ってしまいますよね。
さまざまな税理士さんと比較している時に、若い税理士さんがいいか、年配の税理士さんがいいのかという問題はどうしても出てきます。
今回は若い税理士さん、年配の税理士に任せるメリットデメリットについて話していきたいと思います。
若い税理士さんに任せるメリット・デメリット
若い税理士さんのメリット
1フットワークが軽い
若い税理士さんの武器は機動力です。
顧問先がすぐに相談したいとき、すぐに駆けつけてくれることは若い人のメリットです。
社長さまが税理士さんに何かを依頼した時にレスポンスが遅くては話になりません。
電話の折り返しが早い、メールの返信が早いなど基本的なことでできている方が多いように感じます。
税改正に敏感、勉強熱心
勉強熱心のため、毎年変わる税改正に関してもアンテナを張っている方が多いように感じます。
税改正に敏感であることは顧問先にあったメリットのある情報をフィードバックできますし、税金上メリットのある提案ができることは強みの一つです。
起業支援、スタートアップに強い
スタートアップに力を入れている方も多いのが特徴です。
年配の税理士さんは独立して30年経っている方もいて、
独立してからは時間が経っている為、若くして独立した税理士さんより、スタートアップに疎い方もいます。
その点、若い税理士さんは独立した社長さまと同じ立場で話せる為、スタートアップに強いといえます。
ITに詳しい、最新のクラウド会計に強い
ネットに詳しく、収集力もあり、チャットワークやスカイプなど最新ツールにも詳しい為、
効率も求める社長にとっては心強い味方です。
電子申告e-taxに関しても若い税理士はほぼ全事務所行っているにもかかわらず、
年配の税理士さんは未だに税務署に手持ちで申告をされる方もいます。
若い税理士さんのデメリット
経験が薄く、税務調査の心配がある
まだ独立して数年というのはそのぶん経験が浅いことを意味します。
独立する前に勤務時代があったとはいえ、
税務調査などの経験が少ない方も多く、
年配の税理士さんに比べるとその点はデメリットです。
最近では税務調査に強い若い税理士さんも登場してきていますが、そのような税理士さん以外はこれからお客様を通して経験を積むことになります。
年配の税理士さんに任せるメリット・デメリット
年配の税理士さんに任せるメリット
経験が豊富
キャリアを積んできた年配の税理士さんはそれだけ顧問先さんに対しても経験値で語れることができます。
税務調査に強い
税務調査をこなす量も長年の経験が生かされることが多いです。
これは顧問先の数にもよってきますが、顧問先数が多い年配の税理士さんは毎月数件の税務調査をこなしているという方もいます。
こういうときには年配の税理士さんが心強い存在です。
事務所の経営が安定している
長年経営をしているということは事務所の経営も安定しているということです。
つまり長年働いているスタッフさんもいる為、業務に慣れており、スムーズな対応ができるという点はメリットです。
年配の税理士さんに任せるデメリット
最新の税改正に疎い
事務所の経営が安定している分、昔からのお客様が多く、最新の情報に対応していない方も多いです。
税改正は毎年繰り返される為、御社に必要な情報を必要なタイミングで逃してしまうことも考えられます。
事務所も安定しているところが多い為、顧問先さんも昔ながらの付き合いというところが多く、あえて最新の情報を勉強しなくても事足りてしまう現状にあります。
引退が近い。事務所が廃業する可能性がある
年配ということはそれだけ税理士さんの引退が近いということです。
また病気がちで入退院を繰り返すなか、税務申告の期限を遅れてしまったという話も稀に聞いたことがあります。
事務所を廃業する確率も高い為、他の税理士さんにM&Aされたり、大手の税理士法人に買収されたりする可能性も高くなります。
【まとめ】やっぱり年齢が近い方がベスト!
若手の税理士さんと年配の税理士さんそれぞれメリットデメリットがありますが、
社長さまが何を優先させるかによって選び方が変わってきます。
例えば今社長さまが70代で若い税理士さんが若手ですと話がそもそも合わないし、
若い社長さまに年配の税理士さんが付いていたとしてもコミュニケーションが取りづらいかもしれません。ぴったり同じ年代というのは難しいと思いますが、
自分の年齢からプラス10歳くらいの幅を設けて税理士探しをされると上手くいくケースが多いです。