【体験談part1】トランクルーム経営は儲かるの?きっかけ編
私がトランクルームを運営していた実体験についてお話ししたいと思います。
「トランクルームを運営したい!」と思ったのが2013年の初めごろ。
ネットで片っ端から「トランクルームをフランチャイズで行なっている会社」を探し始めました。
ご縁のあったフランチャイズ会社と契約し、約3年ほど運営をしましたが、理由あってその後店舗を事業売却しました。
今回の話は「トランクルーム経営っていいよね」って話ではありません。
むしろ「私のトランクルーム経営の失敗談」に近いかもしれません。
むしろ、きちんと失敗から学んだことを書きたいと思いますので、トランクルーム事業を検討している方は読んでいただければうれしいです。
なお注意点です。
①テナントを借りて運営(地主でもなく不動産も所有していません)
②初期投資500万ほどで運営(大規模ではありません)
③フランチャイズで運営(自力運営ではありません)
以上3点のスペックを踏まえてお話ししたいと思います。
これからトランクルームを運営したいと考えている方、いやトランクルームってなにって考えている方、また情報収集を考えている人には為になると思います。
トランクルームをやろうと思ったきっかけ
トランクルームを導入しようと思ったのは「トランクルームそのものに事業メリット」があったからです。まずメリットの確認です。
【メリット1】トランクルームはストック収入モデル
トランクルームは毎月決まった利用者がいれば、「ストック式」に入金があるビジネスです。
不動産投資も賃料収入が入ってくるストックビジネスですが、トランクルームが明らかに違うのが「契約者が複数」という点です。
不動産の場合、もちろん契約者は1人のため、賃借人が退去したら、収入はストップしてしまいます。(ワンルームマンションの場合)
トランクルームは物件をパーテーションで区切った細切れビジネスですので、利用者が1人減っても、支払っている家賃を下回らない限り、収入がマイナスになることはありません。
利用期間が続けば続くほど、ずっと入ってくるモデル。
1回限りで終わらない為、1回投下した資金に無駄がなく、スタートこそ労働力が必要となりますが、あとは体を入れなくてもいい。
そこが魅力の一つだったのです。
【メリット2】トランクルームは「物件を借りて運営できる」
不動産は、物件を所有し、人に貸すことで家賃収入を得るというものです。
その為、物件を取得する為にウン千万という資金が必要になります。
ローンを組む必要もあるでしょう。
毎月10万以上の利益を得るのに、どれくらい資金を投下しなければならないでしょうか。
しかしトランクルームは収入が家賃を上回れば、それが全て収入になります。
不動産みたいに多額の資金を必要とすることがなく、500万〜600万ほどで、毎月10万以上のストック収入が可能でした。【その時の資金シミュレーションでは】
キャッシュで500万を用意することは大変ですが、不動産に比べれば、少額資金です。
【メリット3】フランチャイズに任せることで管理の手間が省ける
フランチャイズに任せることで手間が省けることもメリットでした。
自分で1からネットで集客をし、1人ひとり契約書を交わし、利用料をもらい、利用料を払わない人に催促をすることはとても大変なことです。
しかし大元の管理を任せておけば、たいていのことはやってもらえます。
自主管理は結構大変ですが、手間がかからないこともメリットだと思えました。
【メリット4】もしダメになったら、事業売却ができる
もしも経営不振でダメになったら、店舗ごと売却できることもメリットでした。
ストック収入で毎月の売り上げが確保されていれば、事業としては大変魅力です。
事業を買う側にとっても、売り上げ0円、赤字運営よりもある程度、毎月の収入が確保されていれば、売却値がつきやすいからです。
不動産のオーナーチェンジのような感じです。
フランチャイズが絡んでいる以上、直営店に買い取ってもらえばいいし、他のオーナーでも欲しい人はいると考えたからです。
以上4つのメリットがきっかけになり、トランクルームの運営に踏み切りました。
次に運営編を書きたいと思います。実際フランチャイズと契約をして運営した経緯です。
ぜひ続きをどうぞ!