【成功事例】埼玉県の司法書士事務所が税理士の変更に成功した話
税理士を変更した背景
埼玉県で司法書士法人を運営されていた方です。
司法書士は5人以下の小規模で運営している所が多いですが、今回のお客さんはスタッフ数が20人と人員も多く、比較的大きな司法書士事務所でした。
今回税理士を変更するに至った経緯は、お付き合いのある税理士所長が高齢で引退を控えていたためです。
引退する前に引き継げる税理士さんを探していました。
司法書士はどういう仕事?
司法書士は国家資格のもと仕事をしており、登記や法務局に提出する書類作成などを行っています。
税理士と同じく、サムライ業といわれている士業のうちの一つです。
会社に必要な登記申請の手続き代行は司法書士のメイン業務です。個人から法人成りした際には一度は付き合う方も多いと思います。
また不動産オーナーが所有していた土地や建物を売却した際の所有権の移転登記も司法書士が行なっています。
司法書士にしかできない仕事もあり、その仕事の幅は多岐に渡ります。
司法書士は税理士との接点も深いため、今回の方も知り合いの税理士がたくさんいるとの事でした。
しかしなぜ顧問契約を知り合いの税理士に任せなかったのでしょうか。
なぜ知り合いの税理士に頼まなかったのか?
司法書士は当然、税理士との接点もあり、アライアンスを組んで税務申告を求めているお客さんを提携の税理士に紹介したり、
逆に税理士から登記申請を必要としているお客さんを紹介してもらったり、
お互いに持ちつ持たれつの関係があります。
今回のお客様も税理士の知り合いが多く、自分たちの顧問をその税理士に頼むことができたはずです。
ではなぜ知り合いの税理士に頼まなかったのでしょうか。
先生が一番気にされていたのが、会社の財布の中身を知られることです。
税理士に申告を頼むと、決算書を拝見するため、その会社がどのような財務状態か、どれくらいの取引先があるのか、内容を知られてしまいます。
もちろん守秘義務はありますが、何かの時に税理士が口外してしまう可能性はゼロではありません。
その状況を避けるため、全く「はじめましての税理士」に頼むことにしたとのことでした。
このように近すぎる相手を避けるため、全くしがらみのない紹介サービスを利用される方が多いのです。
今回の変更理由は、税理士の引退
今回の税理士の変更理由は、税理士所長が引退を控えていたため、次に任せられる税理士事務所を探していました。
高齢の税理士が多いこの業界では、今後続々と引退をする税理士が増えてきます。
税理士の平均年齢は65歳のため、どうしても仕事をずっと続けていける人が減ってくるのです。
税理士は大変な仕事です。
計算仕事のため頭を使いますし、間違いが許されないストレスも伸しかかってきます。
若いうちはフレキシブルに動け、頭をフル回転させて、仕事にも意欲的にも取り組めますが、どうしても体や心が衰えてしまうのは仕方ありません。
顧客商売のため、お客様との間でストレスを感じることもあり、引き際を考えている税理士さんは多くいます。
息子税理士がいたり、同じ税理士支部の若い税理士が引き継いでくれればいいのですが、うまく後任を見つけらない税理士もいます。
そのため、事務所ごと廃業させてしまい、行き場を失うお客さんは次の税理士探しに苦労されてしまうのです。
今回のお客様も同じく税理士が引退を控えており、引き継ぎ相手がいないことに困っていました。
どういう税理士を紹介したか?
近くの税理士事務所を希望されていました。
地場で司法書士事務所を運営していたため、地元のお客さんを大事にし、業者もなるべく近くの方に頼んでいました。
紹介した税理士は、家族経営で運営していた5人ほどの規模の税理士事務所です。
また相続申告も行なっていることも条件でした。
相続は不動産が絡むことが多くなります。
そのため、司法書士が登記申請の出番となる機会が多いのです。
税理士さんとしても顧問先のメリットになることができ、売り上げに貢献できますし、
アライアンスを組むことがで、税理士側にもメリットが出てくるのです。
特に税理士は同じ士業同士の相性がよく、仕事も共有できる機会が多いため、今回のような紹介が可能になりました。
ぜひ一度、税理士に困っている士業の方々がいましたら、ご相談ください。