【SES】ITエンジニア派遣業はどういう顧問税理士をつけたらいいの?
今回は、ITエンジニア派遣業を営んでいる法人様に向けて、お話ししたいと思います。
派遣といっても人材派遣の免許を取って、ITエンジニアを紹介している企業は少ないと思います。
人材派遣業を営むには、資本金2000万以上を用意する必要があるため、初期投資が大きく、小規模会社にはハードルが高いと言われているからです。
そのためお問い合わせをいただく、すべてのエンジニア派遣を行なっている会社が、主に企業側とエンジニアとの間で準委任契約を結んでいる会社です。
業界ではSESの契約を結んでいる会社が大半かと思います。
今回の記事も、小規模でエンジニア派遣業をしている会社が参考になります。
SESを営む会社は税理士に対して、下に書いたような疑問や不安を抱えていることが多くあります。
新しく税理士をつけようと思うけど、どういう人がいいかな?
今付き合っている税理士が年配で、フットワークが重すぎる
SES業界のことを知らないため、もっと業界を知っている税理士と付き合いたい
もっとコスパが良くて、気軽に相談できる税理士いないかな。
SESの会社を立ち上げて、数年税理士と付き合っているけど、その対応に疑問を持っている方は珍しくありません。 ぜひ参考にしていただければと思います。
SES ITエンジニア派遣業はバックオフィスを全て税理士に任せる
SESの会社はバックオフィスを全て税理士事務所に任せることをおすすめします。
バックオフィスとは、経理、財務など管理の仕事です。
なぜ全て税理士事務所に任せたほうがいいのか?
それは
SESを営む会社は、大規模な会社は少なく、従業員10人未満、社員エンジニア30人以下の小さな会社がほとんどだからです。
むしろ人を雇わずに、社長が営業マンになって運営している会社も少なくありません。
記帳代行はもちろん、給料計算まで税理士に任せると、スムーズに会社運営をすることができます。
パートの経理を一人雇うとしたら、ひと月あたり10万円以上はかかります。
しかし税理士に任せれば月3万以下に抑えられます。
税理士になるべくお任せすることで、本業に集中することができます。
なにより、スタートアップのSES会社は本業に集中し、早く軌道に乗ることが先決です。
売り上げを生まない記帳代行や、給料計算は、なるべく税理士にアウトソーシングし、いち早くストック型の収益を積み重ねることが必要なのです。
SESはコスパのいい税理士と付き合う
これはSES業界に限ったことではありませんが、
なるべくコスパの高い税理士を選ぶことが必要です。
【コスパが高いか否か?】は税理士の料金相場を知ることから始まります。
しかし社長の中には、税理士の料金相場を把握せず、金額を安くしすぎてしまう方もいます。
低価格で仕事量が多ければ、税理士から契約を断ります。
税理士も労働集約型のビジネス。
シンプルに顧客単価が低ければ、運営できなくなってしまうから仕方のないことです。
サービスの質がいいのに、顧問料を安くし過ぎたために、契約を断られてはもったいないこと。
税理士も人気がある人は、お客様が多く、売れている税理士のため、上手に付き合う必要が出てきます。
これは人気エンジニアと一緒の考えです。
●コミュニケーションがうまく取れる。
●使える言語も多い。
●基本的なビジネスマナーがしっかりしており、周りとうまく調和がとれる
このようなエンジニアは引く手あまたのはずです。
SES会社の方は、このあたりをより理解できると思います。
税理士の相場は知るためにはどうするか?
話を戻します。
コスパの高い税理士と上手に付き合うには、契約の前段階で相場を知っておくことが大切です。
税理士の顧問料は、毎月の顧問料 決算料 年末調整料金の3点セットが基本になります。
記帳代行があれば、そのぶん、毎月の顧問料が少し上がります。
SES事業のビジネスモデルは非常にシンプルです。
人件費以外はほとんどかからず、そのぶん、他の業種より、少し抑えた顧問料が可能になります。
しかし税理士の多くは【年商】で料金を決めています。
つまりSESのビジネスモデルがシンプルにも関わらず、他の業種と同じように年商で
料金を決められてしまうと、コスパが悪くなってしまいます。
料金は、年商だけでなく、様々な要素で決められます。
全ての総合点を加味してくれる、税理士と付き合うことをおすすめします。
料金相場は税理士紹介サービスを通して聞くことがベストです。
色々な税理士と提携していますので、地域や業種に合わせた全体の料金相場を把握しているからです。
ぜひ今の金額が高いか安いかわからない方は下記よりお問い合わせください。
横浜市のSES会社が税理士の変更に成功した事例
SES会社が税理士の変更に成功した事例をご紹介します。
紹介する会社は従業員数3名 自社エンジニア5名 業務委託しているエンジニアが10名ほどの規模でした。
SES会社が税理士を変更したいと思った背景
社長が税理士に対して以下のような不満がありました。
●年配でITに詳しくない
●キャパオーバーで対応が遅い
●料金が高い
この3つです。
一人税理士であったため、対応がかなりおろそかになっていきました。
これから売り上げを伸ばしていく中で、税理士のレスポンスが遅いのは致命傷です。
数年付き合って、決算終了後に新しい税理士と付き合うことを検討されていました。
タックスボイスから紹介した税理士とは?
弊社から紹介した税理士は横浜にあるITに強い税理士を紹介しました。
その方は、税理士になる前に、IT企業に勤めていた経験もあり、業界について詳しいことも決め手になったとの事です。
SES業界のことを知っているため、顧問料も柔軟に設定していただきました。
【まとめ】
今回は、SESのエンジニア派遣業はどのような税理士と付き合えばいいか?についてお話ししました。
バックオフィスを一任して、なるべくコスパが高い税理士と付き合うことがベストです。
ただ税理士の料金設定は様々で、いろんなタイプの税理士がいます。
もちろんネットを通して知ることも必要ですが、SESに詳しく料金も柔軟に設定している
税理士は少ないものです。
これから新しく税理士とつけたい
今の税理士に不満がある
このように考えているSESの会社はぜひ一度お問い合わせをいただければ幸いです。