学習塾の運営に強い税理士とは?【税理士選びのコツ】

学習塾といった教育業においては、【入学金や受講料】などの計上がメインのお金のやり取りとなります。

 

ただ、この入学金や受講料は受け取りのタイミングがそれぞれ異なっていたり、少し先にしか入らないなど、タイミングがだいたい決まっています。

また季節によって短期講習などの特殊な受講料が発生するなど、特別な会計処理が必要とされる業種です。

 

また発生する費用としては教材としてテキストや、広告費、講師への講師料など多岐にわたります。

 

 

「これらの計上タイミングがいつなのか」

「広告費としての損金計上はいつするべきなのか」

「講師料の計上方法はどうするのか」

といった専門的な知識がなければ処理できない会計処理が多いのが特徴です。

 

目次

学習塾に強い税理士とはどんな知識がある人か?

こうした特別な会計処理に対する知識がない税理士だと、毎回その処理の方法を確認するなど時間がかかってしまいます。

学習塾の運営に忙しいのに、税務について税理士から的確なアドバイスや指示がすぐに返ってこなかったり、レスポンスが遅れがちになります。

税理士の処理が遅いようでは何のためにお金を出して依頼しているのかわかりません。

 

また経営についてのアドバイスも、教育に関連する業種のため、税理士に学習塾への理解や知識がなければそもそも経営アドバイス自体ができないといったケースもあります。

 

せっかく依頼しているのに何もしてくれない税理士よりも、学習塾の運営や今後の展開について適切なアドバイスをしてくれる税理士にお願いしたいものです。

 

個人で塾を運営する人もどんどん増加していますが、事業の拡大を視野に入れはじめると法人へとステップアップするケースも増えています。

 

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そんな時も学習塾に対する多くの知識を持った税理士なら、法人設立へのサポートやアドバイス、また創業についての支援もこなしてくれるでしょう。

法人にすることのメリットだけでなく、デメリットも税理士からアドバイスを受けて正しく理解する必要があります。

 

また開業したあとの資金繰りはもちろん、事業計画の相談など多岐にわたる頼れるアドバイザーとして税理士は必要不可欠です。

 

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学習塾への理解が必要!

 

いったいどのような学習塾は経営が順調なのか、逆にどのような学習塾が経営に苦しんでいるのか、そうした知識と経験が豊富な税理士なら「まず今から何をすればいいのか」といった将来を見通したアドバイスが可能です。

 

資金繰りをしていく中で「そろそろ危険」であるラインも発見してくれるため、経営者の気付かないレッドゾーンへ経営が向かう前に知らせてくれることもあります。

 

設備投資はどうすればいいのか、いつするべきなのか、それが今なのか将来なのかも正しく分析してもらうことが大切です。

 

また入学金や受講料の一般的な相場も把握している税理士なら、より的確なアドバイスを得ることが可能となります。

 

節税や決算など税務のサポートだけでなく、今後の学習塾の経営についても、融資や計画まであらゆる面からサポートしてくれる税理士を選ぶことが何よりも重要です。

 

 

塾を経営することに対する豊富な知識がある税理士と、税務だけ無難にこなす税理士なら、経験と知識のある税理士を選んだ方がいいことは明らかです。

学習塾の税務調査は入りやすい?

学習塾における税務調査で重要な項目とされているのは売上です。

売上とは生徒からの月謝で、なぜ税務調査が重点的に売り上げを確認するのかと言えば「現金の手渡しで受け取る学習塾が多い傾向」にあるためです。

 

現金受け取りということは、確定申告上の売上から減らして虚偽の申告をしやすくなっており、偽った申告がしやすくなっています。

 

税務調査ではそうした不正を防ぐため、教材などの仕入れと生徒数を考えて月謝から売上が一致するかどうかといった整合性を確認します。

 

 

そのため税務調査では正確な教材と生徒数の整合性がとれるような調査を行うのです。

不正についての話は置いておいたとしても、売上以外に人件費も確認されます。

講師料についても現金で手渡しとなることもあり、脱税していないかどうかなどの調査が入ります。

 

まっとうな運営をしていれば、何ら問題はありませんが、税務調査の時に開示できるように資料として書類が保管されている必要があります。

税理士はこうした税務調査についてのアドバイスや日頃からしておくべきことなどもアドバイスしてくれます。

 

また塾の運営実態を確認されるため、経理の資料が塾の運営と噛み合っているかどうかも調査されます。

不正をしていなくても、こうした資料に漏れがあったりすれば疑われてしまう恐れもあるため、税理士に税務についてはお任せしてしまうのが最も安全と言えます。

学習塾の経営者はこんな時に税理士を変えるべき!

現在、すでに税理士に顧問を依頼している場合は、次のようなチェックポイントを確認してみましょう。

税理士を変更することも視野にいれるべきかもしれません。

 

・何かしてもらっているわけではないけど、毎月顧問料を払っている!
・塾の運営に対する具体的なアドバイスが欲しい!
・経理や税務の申告に対する経費を節減したい!
・資金繰りについて相談したいが的確なアドバイスが返ってこない!
・経営について相談したいが、ふわっとした回答しかしてくれない!

 

 

塾の運営に対するアドバイスをもらったり、相談ができる税理士ならいいのですが、特にそうしたやり取りもなく毎月ただ何となく顧問料を支払っている場合は要注意です。

 

塾の運営により専門的な税理士なら、相談もしやすくアドバイスも受けることができます。

逆に塾の運営に経験と知識が乏しい税理士なら、特に頼る部分が少ないので相談もしにくく、アドバイスもしてもらえません。

 

 

また何となく発生する顧問料は正直「全くメリットのない支出」となってしまうため、多少顧問金額が増したとしても、塾の運営に詳しい税理士に変更すべきです。

 

 

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塾の運営における経営戦略は重要です。

 

街を歩けば学習塾はたくさん見つかります。それだけライバルが多い中で、しっかり生徒を確保して事業を拡大していくためには、専門的な経営戦略が必要不可欠です。

 

この経営戦略をしっかりと立てるためには、小規模な学習塾であったとしても、毎月収支の成績を出す必要があります。

 

そのほうがより具体的で将来性のある経営戦略を立案してもらいやすくなります。

年間の決算だけで済ませている場合は、すぐに毎月の試算が出るようにシフトした方がいいでしょう。

 

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まとめ

 

学習塾は生徒と講師があって初めて成り立ち、月謝で利益を得ます。

多少のタイムラグがあるかもしれませんが、1か月分としてまとめて入る月謝と、そこから必要経費として計算していく確実な仕組みづくりが大切です。

 

特殊な会計処理が必要となる業種でもあるため、税理士はより専門性を問われます。

学習塾についての知識と経験が豊富であればあるほど、経営についての相談やアドバイスが的確になります。

 

特に、ライバルの多い地域であれば他の学習塾よりも魅力的な経営をするためのアドバイスが必要不可欠と言えるのではないでしょうか。

大切なのはより確実な目標の立案と、その目標を達成するための具体的なアドバイスを得ること。

税務の他に頼れるパートナーとなってくれるような税理士を選択することが、将来的な経営には必要です。

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この記事を書いた人

株式会社トライパートナーズ 代表取締役 山崎友也

当サイト「タックスボイス」運営者です。

相談実績1,000件以上。

税理士紹介のコーディネーターをしています。
日々電車に揺られ西に東に奔走しています。

税理士さんについて知らない社長さまも多く、考え方のギャップを
埋めたい!と思いブログサイトを立ち上げました。

IT、建設業、美容室、飲食店、eBay、せどり、不動産業、エンジニアなど。

様々な業種の方に税理士を無料紹介しています。

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