【2026年最新版】eBayに強い税理士とは?|現場でみた本当に任せていい税理士の見分け方

「eBay 税理士」とGoogleで検索すると、税理士事務所や税理士紹介サービスが表示されます。
しかし実態は、「eBayを少し触ったことがある税理士」で
「eBayに本当に強い税理士」には大きな差があります。
税理士紹介に15年以上携わってきたタックスボイスは、これまで多くのeBayセラーの相談、税理士紹介に関わってきました。
その経験をもとに、
eBayに強い税理士とはどのような税理士なのか、そして選ぶ際にどこを見るべきかを整理しています。
ぜひご覧ください!
■ eBayに強い税理士かどうかは最初の面談で分かる
eBayに強い税理士かどうかは、最初の打ち合わせで判断できます。
ポイントはeBay特有の専門用語を理解しているかどうかです。
セラーの皆さんには当たり前に分かっていると思う資料があります。
例:
・Transaction 【トランザクション)
・Financial Statement (ファイナンシャルステートメント)
・Tax Invoice(タックスインボイス)
・Payoneer (ペイオニア)
これらを説明せずに話が進む税理士は、eBayの仕組みを理解している可能性が高いと言えます。
一方、ebayがわからない税理士の場合はどうでしょうか?
最初に理解していないと全部説明する必要があります。
つまりセラー側で100%理解していないと100%その税理士には伝わらないということになります。
噛み砕いて理解させればいいでしょうが、
税理士側の理解が追いつかずどこかでミスが生じてくるのは想像できます。
■ eBayは「3つの財布」を理解しないと会計が崩れる
国内せどりと違ってebayは会計処理が複雑と言われています。
eBayは基本的には以下の3つを分けて仕訳管理する必要があります。
1. eBay
2. Payoneer
3. 銀行口座
この構造を理解していないと、売上・手数料・為替差損益の処理がズレてしまいます。
メインアカウントだけでなくサブアカウントを持ってる人もいるでしょう。
さらにPayoneerアカウントをもう一つ持っているなど。
セラーによってebayの状況が違うのでその都度処理の複雑さが変わってきます。
■ Transaction(トランザクション)の理解
eBayのトランザクションには複数のTypeがあります。
Order
Other fee
Refund
Chargeなど
セラーの皆様は普通に理解していると思います。
これを税理士側で理解する必要がありますし、
ebayを分かっていない税理士だと見方が分からず会計処理や消費税計算に誤りが生じやすくなります。
■ 為替処理の理解は必須の条件
eBayはドル建て取引のため、為替の扱いは避けて通れません。
月中平均レートを使うのか、日別レートを使うのか、
為替差損益をどこで認識するのかといった点を整理する必要があります。
記帳代行も一緒に頼まれるようでしたら、どのレートを使うのか聞いてみてもいいかもしれません。
税理士側の理解を把握できると思います。
■ eBayセラーが税理士を探す最大の理由は消費税還付
セラーにとって最大の関心ごとは消費税還付ですよね。
(もちろん確定申告もありますが)
eBay輸出では売上が輸出免税となる一方、 仕入や経費、eBay手数料には消費税がかかっています。
輸出取引の構造により、消費税還付が発生します。
消費税はより多く正確にもらいたいというのが本音かと思いますので、しっかり対応してもらいたいところです。
■ 「海外輸出業に強い」と「eBay輸出に強い」は別モノ
税理士の中には
「輸出業はやっています」「海外取引は慣れています」
という方も少なくありません。
ただ、それだけでeBay輸出に強いとは言えないのが実情です。
というのも、
一般的な海外輸出と、eBay輸出では“実務の中身”がまったく違うからです。
輸出業だと例えば車を海外に輸出している人の顧問を税理士がしているとします。
もちろん輸出免税という面では一緒ですが、提出する書類が変わってきます。
eBay輸出でいえば、配送会社がOrange Connex、FedEx、DHL、日本郵便など決まっています。
仕入れ先は?
プラットフォームも多岐になるでしょう。
販売件数、仕入件数、提出書類や仕組みが大きく異なります。
eBay特有の実務を理解しているかが重要です。
■ フリマアプリ仕入れと仕入税額控除
eBayセラーの多くは、
仕入れ先として フリマアプリ を利用しています。
代表的なものとしては、
- メルカリ
- ラクマ
- Yahoo!フリマ
こういったフリマサイトからの仕入れが中心、という方も少なくありません。
この フリマアプリ仕入れ に関しては、消費税の「仕入税額控除」をどう扱うかで、
税理士ごとに判断が大きく分かれるポイントでもあります。
国税庁から出ている「経過措置の指針」を理解しているかも大きいです。
インボイス制度が始まって以降、フリマアプリ仕入れについては国税庁から経過措置に関する指針 が出ています。
税法のアンテナを日頃から張っている税理士であれば、
- フリマアプリ仕入れはどう扱うのか
- 帳簿にはアプリ名の記載でいいのか
- 少額取引と高額取引で扱いがどう変わるのか
といった点を、整理して説明できるはずです。
逆に、このあたりの話をすると
「フリマは全部ダメですよ」「インボイスがないから0%です」
と一律で切ってしまう税理士も、実際には存在します。
■ 古物営業法と税金の理解
ebayの仕入れを行えば、どうしても絡むのが古物営業法です。
古物商許可を持って販売を行っている人が大多数だからです。
古物営業法と消費税法は2軸で考えなくてはなりませんが、
両面を理解している税理士が望ましいです。
■ eBayの税務調査・お尋ね対応
eBay輸出で消費税還付申告を行うと、
税務署から 「お尋ね」 と呼ばれる書面や連絡が届くことがあります。
これは、いきなり税務調査が始まるという意味ではありませんが、
還付を行う前提として「内容を確認させてほしい」という税務署からのサインです。
この段階でスムーズに対応できるかどうかは、
税理士がeBay実務を理解しているかどうかで大きく変わります。
■ 「お尋ね」で実際に見られるポイント
eBayの消費税還付に関するお尋ねでは、主に次の3点がよくチェックされます。
① 本当に輸出しているか(配送証明)
まず確認されるのが、
売上が本当に海外へ輸出されているかという点です。
具体的には、
- 国際郵便の引受書、発送伝票の控え
- クーリエの送り状(DHL・FedEx等)
- 配送証明書
- 輸出許可証など
「日本国外へ発送した事実が分かる資料」を求められます。
eBay輸出では、紙の書類がないケースも多いため、どの画面を保存しておくべきかを把握していないと、
後から資料集めに苦労することになります。
② 仕入れは実在しているか(仕入証憑)
次に確認されるのが、
その売上に対応する仕入れが本当にあるかです。
特にeBayセラーの場合、フリマアプリ仕入れが多いため、
- 購入画面のスクリーンショット
- 取引履歴
- 商品名・金額・購入日が分かる画面
といった 電子証憑 が重要になります。
eBayに不慣れな税理士だと、「領収書がないとダメです」と言われてしまうこともありますが、
実務上は 保存すべきポイントを押さえていれば対応可能です。
③ 消費税区分は正しいか(インボイス・経過措置)
もう一つ見られるのが、仕入税額控除の処理が正しいかという点です。
- インボイスがある仕入れなのか
- インボイスがない仕入れなのか
- 少額特例・経過措置の適用は適切か
ここは、
税理士の知識差が最も出やすい部分でもあります。
■ eBay税理士の料金の考え方
eBay税理士の料金の考え方は「売上」だけでは決まらない
eBay税理士の料金について調べると、
「売上〇〇円まで月額〇万円」といった表記をよく目にすると思います。
ただ、eBayに関して言うと、
売上規模だけで料金が決まることはありません。
なぜなら、eBayの会計・税務は「金額」よりも
処理ボリュームと複雑さ によって負担が大きく変わるからです。
① 売上規模だけで判断できない理由
たとえば、
- 年商3000万円で、販売件数が30件の人
- 年商3000万円で、販売件数が500件の人
この2人では、
税理士側の作業量がまったく違います。
eBayでは、
- 1件ごとに売上・手数料・返金が発生する
- トランザクションのTypeごとに処理が変わる
- 為替差損益が発生する
ため、
件数が多い=作業量が増える という構造になっています。
そのため、
売上が同じでも、料金に差が出るのは自然なことです。
またアカウントが増えたり、catawikiやshopeeなどプラットフォームが増えればなおのこと処理は煩雑になります。
② 販売件数・仕入件数が料金に影響する理由
eBay税理士の料金を左右する大きな要素が、
- 月の販売件数
- 月の仕入件数
です。
特にプラットフォームが多岐に渡ったり、クレジットカードの枚数が多かったり、
シンプルに仕入件数などが多い場合、確認と処理作業が増えます。
単純に卸売業者から一括して仕入れている人に比べて、
確認・判断・整理に時間がかかります。
③ 記帳代行の有無で料金は大きく変わる
もう一つ大きいのが、
記帳代行を依頼するかどうか です。
税理士が対応する場合、
- トランザクションの仕訳
- 為替レートの適用
- 消費税区分の判定
まで含めて行う必要があります。
一方で、
- 簿記、経理経験がある
- eBayの仕組みを理解している
- 仕訳ルールを守って入力できる
こういった方であれば、
記帳を自分で行うことで料金を抑えられるケースもあります。
ただし、
- クラウド会計を連携しただけ
- 仕訳の意味を理解していない
という状態だと、
結局税理士側の修正作業が増え、
「自分で入力しても料金が下がらない」 ということも起こります。
④ 消費税申告の回数が料金に直結する
eBayセラーの場合、
消費税申告の回数 も料金に大きく影響します。
消費税申告には、
短縮特例により毎月または3か月ごとの還付申告
があります。
短縮特例を使うと、
- キャッシュフローは良くなる
- その分、申告回数が増える
という特徴があります。
申告1回あたり、
おおよそ 3万円〜5万円前後 が相場のため、
- 年1回 → 1回分
- 年4回 → 4回分
と、単純に費用が積み上がります。
ここは、
資金繰りとコストのバランス を考えて判断する必要があります。
⑤ eBay税理士の料金が高く感じる理由
eBay税理士の料金を見て、「ちょっと高いな」
と感じる方もいるかもしれません。
ただ、その背景には、
- 取引件数の多さ
- 為替処理の複雑さ
- 消費税・インボイス・経過措置の判断
- 税務調査・お尋ね対応まで含めた責任
といった、
見えにくい作業負担 があります。
eBayに強い税理士ほど、
これらを前提に料金を設定しています。
⑥ 料金の安さだけで選ぶリスク
料金だけを見て税理士を選んでしまうと、
- 消費税還付がうまくいかない
- 税務署対応で困る
- 後から修正・是正が必要になる
といったケースもあります。
結果的に、
- 追加費用がかかる
- 税理士を変更することになる
ということも、実際に少なくありません。
税理士の対応が遅れて申告が期限後になった人もいましたので注意です。
■「何に対していくら払っているか」が分かる税理士が理想
eBay税理士を選ぶ際は、
- どこまで対応してくれるのか
- どの作業が料金に含まれているのか
- 何が別料金になるのか
を、きちんと説明してくれる税理士かどうかが重要です。
料金の内訳を説明できる税理士は、実務を理解している税理士 でもあります。
■ まとめ eBayに強い税理士とは、
eBayに強い税理士とは、
単に「海外取引を扱ったことがある税理士」ではありません。
eBayというビジネスそのものを、会計・税務・実務のすべての視点から理解している税理士です。
具体的には、
- eBay特有の仕組みやお金の流れを理解している
- 輸出免税を前提とした消費税還付の実務を経験している
- フリマアプリ仕入れ、古物商、インボイス、税務調査まで一連で見据えている
このように、
申告書を作るところだけでなく、その前後に起きることまで想定して動ける税理士であるかどうかが重要です。
eBayセラーにとって税理士は、
単なる「申告の代行者」ではなく、
事業を継続していくうえでのリスクを一緒に管理してくれるパートナーでもあります。
だからこそ、
- 消費税還付をどう進めるか
- 証憑をどこまで残すべきか
- 税務署からどう見られるか
こうした点まで含めて説明できる税理士を選ぶことで、
余計な不安や手戻りを減らすことができます。
「安いから」「近いから」ではなく、
eBayというビジネスを理解しているかという視点で税理士を選ぶことが、
結果的に一番の近道になるはずです。
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