【eBay】古物台帳は税理士が管理してくれる?|古物営業法と税務の役割を分かりやすく解説

eBay輸出を始めると、多くの方がメルカリ・ヤフオクなどフリマアプリで仕入れるいわゆる“せどり仕入れ”を行うようになります。

その際に出てくるのが古物商許可古物台帳の管理問題。

そしてよく聞かれる質問がこちらです。

古物台帳は税理士さんが管理してくれますか?」

結論から言うと──

答えは “NO(×)” です。

残念ながらほとんどの税理士事務所では、古物営業法に基づく台帳管理は業務範囲外です。

ではなぜ税理士は対応してくれないのか?
古物台帳は誰が管理すべきか?
eBayセラーとして何に気をつければいいのか?

この記事では、その背景を分かりやすく解説していきます。

目次

■ 古物台帳とは?

まず、古物台帳とは、古物営業法にもとづいて中古品を仕入れた際に記録しなければいけない帳簿を指します。

記載が必要な項目は、

✔ 仕入日
✔ 商品の種類・特徴
✔ 買い受けた相手の氏名住所
✔ 本人確認方法
✔ 金額

などです(※省略条件や本人確認方法の特例あり)。

新品ではなく中古品を取り扱う場合に必須となるので、
メルカリ/ラクマ/ヤフオク仕入れを行うeBayセラーは対象になりやすい領域です。

■ 古物台帳は “税務署” ではなく “警察署” の管轄

ここが最も重要なポイントです。

  • 税務(確定申告など)の管轄 → 税務署
  • 古物商許可 & 古物台帳 → 警察署

つまり、そもそも管轄が違うのです。

税理士は税務の専門家なので、古物営業法に関する手続きや台帳の代行は業務外となります。

税理士が担当できる業務は法律で定められていて代表的には、

✔ 税金の計算
✔ 帳簿(会計)の作成
✔ 確定申告の代行
✔ 税務相談

などです。

古物台帳は “犯罪防止・盗品流通抑止” のための制度なので、
税務ではなく治安維持の領域に近いですね。

■ 税理士に「任せたい」と言っても断られる理由

多くの税理士はこう答えます。
「古物台帳の代行はできません(業務範囲外です)」

理由は次のとおり

法律の管轄が違う(警察管轄)
税理士法上の独占業務ではない
本人確認などのリスク業務を税理士は担えない
台帳管理は営業行為そのものに付随するため本人責任

要するに、古物台帳は事業者自身が管理すべき帳簿なのです。

■ 税理士ができること/できないこと

✔ 税理士ができること

✓ 記帳のやり方を教える
✓ 会計処理方法の説明
✓ 税務処理としての仕訳
✓ 消費税の取り扱いの説明(例:免税/80%控除など)
✓ 還付申告のサポート

✕ 税理士ができないこと

✕ 古物商許可の申請代行
✕ 古物台帳の記載代行
✕ 本人確認業務
✕ 仕入れ先の管理
✕ 盗品照会の対応

つまり、

古物営業法 → 自分で対応
消費税・所得税 → 税理士の領域

という線引きになります。

■ eBayセラーが混乱しやすい理由

実は仕入れの実態が“グレー”になりやすいからです。

例:

● メルカリ仕入れ
● ヤフオク匿名配送
● ラクマ仕入れ
● ジモティー仕入れ

これらは

  • 送り主が個人
  • 匿名の場合あり
  • 領収書なし
  • インボイス非対応

というケースが多いです。

このとき:

  • 古物営業法 → 台帳記載や本人確認
  • 消費税法 → 仕入税額控除の可否
  • 所得税/法人税 → 経費計上の根拠

が絡むため、初心者には混乱ポイントになります。

しかし、どれも法律上は別物です。

■ 「税理士に任せれば安心」は成立しない領域

ここが耳の痛い話ですが事実です。

仕入れ先管理や台帳管理は、税理士ではなく事業者本人の責務です。

税理士はこうは言えます:「どう記録すべきかはアドバイスできる」

しかしこうは言えません:「仕入れ先を代わりに管理します」

これは完全にアウトです。

■ では、eBayセラーはどうすればいいのか?

現実的な対処法はこちらです。

【対策①】古物商許可を取得する

✓ メルカリ/Yahooフリマ仕入れを継続するなら必須級
✓ 提出先は警察署
✓ 申請コストは安い

【対策②】台帳を自分で記録する

台帳形式は紙でもExcelでも可。
クラウドで管理する人も増えています。

【対策③】税理士には“税務面”を頼む

例えば:

  • 消費税還付
  • 消費税経過措置(80%控除など)
  • 青色申告
  • 法人化判断
  • 仕訳処理

これらは全部税理士の守備範囲です。

■ eBay向けの税務は専門性が高い

特に以下の点が特殊です。

✔ 海外売上 → 非課税ではなく “輸出免税”
✔ Payoneerの入金 → 売上タイミングのズレ
✔ 関税 → 輸入課税と輸出課税の理解
✔ 還付申告 → 書類量が多い
✔ フリマ仕入れ → 仕入税額控除の扱い
✔ 匿名配送 → 台帳の書き方問題

普通の税理士でも対応しきれないケースが実際に多いです。

■ タックスボイスなら eBayセラーをトータル支援

タックスボイスでは

✔ eBay輸出に強い税理士の紹介
✔ eBay/Payoneer対応の記帳代行(Seller向け)
✔ 消費税還付サポート
✔ インボイス対応
✔ 節税&法人化相談
✔ フリマ仕入れの取扱いアドバイス
✔ 税務調査も視野に入れた運用提案

など“eBay特化のサポート”を提供しています。

税務×実務を理解した支援ができるので、通常の税理士ではカバーできない領域まで届きます。

仕入れ・古物台帳・還付・記帳代行など、なんでもお気軽にご相談ください。

■ ショート動画で1分解説!

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この記事を書いた人

株式会社トライパートナーズ 代表取締役 山崎友也

当サイト「タックスボイス」運営者です。

相談実績1,000件以上。

税理士紹介のコーディネーターをしています。
日々電車に揺られ西に東に奔走しています。

税理士さんについて知らない社長さまも多く、考え方のギャップを
埋めたい!と思いブログサイトを立ち上げました。

IT、建設業、美容室、飲食店、eBay、せどり、不動産業、エンジニアなど。

様々な業種の方に税理士を無料紹介しています。

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