税理士と上手に付き合うための5つのポイント!
今回は税理士と契約したあと、選んだ税理士とどう付き合えばうまくいくか、お話ししたいと思います。
税理士と上手に付き合えば、御社に積極的に提案をしてくれますし、より信頼関係を築きたいと考えます。
税理士さん、社長さま、お互いに気持ちのいい取引ができるようになれば、会社の発展する上でメリットになります。
ぜひ今回の記事を参考にされてみてください。
税理士と上手に付き合うための5つのポイント
●経営をオープンにする
●対等な付き合いを意識する
●分からない事をそのままにしない
●必要な資料があったらきちんと用意する
●事前に相談する
経営をオープンにする
経営状態をオープンにさせることは重要です。
税理士が認識していなかった帳簿内容を隠すことは、税務調査があった時、税理士も対処に困ってしまいますし、気持ちのズレも出て来てしまい、信頼関係が壊れてしまいます。
売り上げをごまかしたり、架空請求があったなど、脱税につながることをすれば、税理士も資格を剥奪される可能性があります。
税理士側もこの会社とは付き合えないと感じ、顧問契約を断ることも考えます。
きちんと経営状態はオープンにさせておかなければなりません。
対等な付き合いを意識する
税理士もお金をいただく以上、社長様と対等な付き合い方をしたいと考えます。
ひと昔まではサービス業を認識していない税理士が「先生先生」と呼ばれて、高飛車な態度をとる時期もありました。
どちらがお客様なのか疑問に感じることも多かったと思いますが、サービス業を認識していない税理士は今後淘汰されていきます。
対等な付き合いをすることでお互いに意見を交換でき、ベストな対策も打てることができます。
分からない事をそのままにしない
分からない事をそのままにする事で認識のズレが出てきます。
この社長はこの部分は分かっていると思われれば、税理士側も説明を簡略にしますし、内容を省く事も考えられます。しかしその部分は会社にとって大事な事だったかもしれません。
税理士が説明を省いたことで、のちのち社長側に不満が出てしまいます。
私がお会いした社長様で「私は税金に関して素人なので色々教えてください」
と教えをこう方がいました。
その方はきちんと学ぶ姿勢を大切にして、分からない事をきちんと分からないという姿勢がすごいなと感じた事を覚えています。
そのような社長に対しては税理士側もきちんと説明する事を心がけますので、よりいい関係が保てると思います。
必要な資料があったらきちんと用意する
税理士側できちんと用意してくれるように頼んだのに、期限が過ぎても提出しない社長がいます。
あまりやる気が感じられないと税理士側もコミュニケーションを取らなくなり、関係自体も遠のいてしまいます。
言われたものを提出する、開示するという事は大事ですので、期日までにきちんと約束を守らなければなりません。
事前に相談する
事前相談をする事で税理士側も助かる事があります。
●設備投資を考えている
●のちのち融資を考えている
●人を採用したいと思っている
人を採用する事で税制上優遇される特例を使えたり、大きな買い物(例えば設備投資や車両を購入するなど)をする際、消費税申告において有利な方法をとることが出来ます。
また融資をする際、きちんとした金融機関を紹介してくれるかもしれません。
それは事前に相談しなければ税理士側も対策を取れなくなってしまいます。
事後報告はかえって事業主様にとってデメリットになってしまいます。
契約書を今一度確認してください!
税理士と交わした契約書を確認する事をおすすめします。
契約書の中身には、業務の按分が記載されています。
つまりここまではするけど、ここはタッチしないなど線引きがきちんとされているのです。
一番もめやすいところが業務負担のところなので、いい付き合いをする為にも注意して確認することが大切です。
また顧問料金に関しても、きちんと定めた顧問料があります。
税理士側で急に値上げをしてきた、身に覚えがない料金を請求されたり、認識のズレによって誤解を招く事も多くなります。
税理士と上手に付き合う為には、まず契約内容を確認することが重要です。
【まとめ】心構えひとつで付き合い方が大きく変わってくる!
今回は税理士と上手に付き合う為にはどうしたらいいか?についてお話しをしました。
●経営をオープンにする
●対等な付き合いを意識する
●分からない事をそのままにしない
●必要な資料があったらきちんと用意する
●事前に相談する
税理士さんもプロの専門家なので、持っている知識を存分に活かしたいと考えています。
その環境を少しでも整える為には、社長様側も、心がけと対応と心構えで最大のパフォーマンスを発揮出来ることがあります。
最大のパフォーマンスにつなげる為に、信頼関係を築きながら、いい関係で取引することが重要です。