【「フリー(freee)」の評判】使いづらいってホント?メリットとは?
サラリーマン以外で所得のある人なら、年に一度は必ず整理しなくてはいけない会計。
簿記の知識を駆使して一つひとつの会計を記帳するのは、とても面倒です。
最近では「クラウド会計ソフト」を使って、簡単に記帳ができるようになりました。
簿記の知識がない人でも使いこなしやすいため、今まで帳簿に苦労してきた人に人気のサービスです。
そんな会計ソフトの一つである「フリー(freee)」ですが、一部の人から「使いづらい」という声が出ています。
とはいえ、人気のある会計ソフトというのも事実です。
では、「使いづらい」と感じる理由は何なのでしょうか?
〜この記事の結論〜
・フリー(freee)は個人事業主におすすめ
・使い始める前は会計の勉強が少し必要
・簿記のエキスパートには使いづらい
・迷ったら無料プランから試そう
・仕訳が複雑で所得の大きい人は税理士がおすすめ
この記事では、会計ソフト「フリー(freee)」が「使いづらい」と言われている理由について、詳しく解説します。
結論、会計ソフト「フリー(freee)」には、向き不向きがあります。
どんな人に向いていて、どんな人に使いづらいのか、しっかりお伝えしていきます。
会計ソフト「フリー」の評判とは?使いづらいと言われる理由
会計ソフト「フリー」の評判で目立つのが、「使いづらい」という口コミです。
不満を抱えているユーザーの声をもとに、使いづらいと感じる点をまとめてご紹介します。
①会計の超素人向けである
②インターネット接続が必要
③基本動作を覚える手間がかかる
それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。
会計ソフトフリーの評判①:会計の超素人向けである
会計ソフトの「フリー」には、簿記の要素がほとんどありません。
簿記の知識が全くない人でも使える、というサービス展開をしているため、簿記の知識が少しでもある人は逆に「使いづらい」と感じてしまいます。
例えば、簿記の基本である「貸方・借方」などの概念がフリーにはありません。
フリー独特のマニュアルに従うことで帳簿ができるというサービスになっています。
会計の経験者としては、もっと簿記用語を使って管理ができた方がわかりやすいと感じるでしょう。
一方で、簿記を一度も勉強したことがないという初心者で、今後も記帳を自力でする予定がないという人なら、フリーの使い方に慣れてしまうのも時間の無駄にはならないはずです。
会計ソフトフリーの評判②:インターネット接続が必要
会計ソフト「フリー」は、データをクラウド上に保存します。
パソコン上にデータを保存するわけではないため、ネット環境がないとデータを確認および更新できません。
また、フリーへのアクセスが多い時間帯になると接続速度が遅くなる、という声も。。
特に確定申告や年末調整のタイミングで接続速度が遅くなると、ストレスを感じやすいです。
アクセスが集中しにくい平日の日中などであれば、サクサクとネット接続ができる傾向があります。
会計ソフトフリーの評判③:基本動作を覚える手間がかかる
会計ソフト「フリー」に限った話ではありませんが、ソフトの基本的動作を覚える必要があります。
慣れてしまえば簡単に扱えるようになる、という声は多いですが、便利な機能が多いぶん感覚的には使い始められません。
導入初期は、一つひとつの動作をマニュアルで確認しながら、覚えていく手間がかかります。
反対に、一度会計ソフト「フリー」の扱い方に慣れてしまうと、他の会計ソフトサービスに移行しにくくなるという声も。
会計知識のない人にも使えるよう独特の管理方法をするため、会計業務自体に慣れるわけではなく、フリーを使わないと帳簿ができなくなってしまうのもネックです。
会計ソフト「フリー」のメリットとは?
ここまでは、会計ソフト「フリー」が使いづらいと言われる理由に注目してきました。
とはいえ、フリーは人気のある会計ソフトです。
会計ソフトのメリットについても確認していきます。
①簿記の知識が不要
②どこからでもデータを更新できる
③自動仕訳が可能
④税理士との連携が楽
それぞれ説明します。
会計ソフトフリーのメリット①:簿記の知識が不要
簿記の知識がゼロという人でも、マニュアルに従うだけで会計業務ができてしまいます。
搭載されている人工知能が勘定科目を自動的に仕訳してくれるため、使うほど作業効率が上がるのは大きなメリットです。
領収書を画像で読み込むと、自動で仕分けを行ってくれるシステムも導入されています。
スキャンして保存しておけば、たとえ紙を紛失してしまっても問題ありません。
フリーを使うことで、会計専用に専門知識のある人を雇う必要がなくなります。
会計ソフトフリーのメリット②:どこからでもデータを更新できる
クラウド上にデータを保存するため、ネット環境とログイン情報があれば、どこにいてもデータに接続できます。
領収書もその場でスキャンしてアップロードすれば良いため、旅先で紙を所有し続ける必要もありません。
会計業務の確認や更新が世界のどこからでも行えるので、複数人で管理をしたい人にも向いています。
会計ソフトフリーのメリット③:自動仕訳が可能
銀行口座やクレジットカードと連携をすることで、入出金が自動的に記録されます。
人工知能が学習してくれるため、使うほど自動記録の精度が上がり、効率も良くなる仕組みです。
請求書を発行すると自動的に記帳される仕組みも導入されているため、二度手間も防げます。
会計ソフトフリーのメリット④:税理士との連携が楽
個人事業主であれば、基本的に「フリー」だけで確定申告を終えることができます。
一方で法人の場合、決算報告が少々複雑なため、税理士なしでは難しいです。
とはいえ法人の場合も、全ての仕事を税理士に依頼するより、一部だけ税理士に担当してもらう方が、全体的な費用は安くなります。
フリーの扱いには慣れている税理士も珍しくないので、連携が楽なことが多いです。
「どうしても出費をおさえたい」という法人は、フリーとあわせて税理士に依頼するのがコスト削減に効果的。
とはいえ一般的に法人は、担当の税理士に会計業務を丸投げする方が多いです。
【フリー(freee)の評判は?】費用をおさえたい人におすすめ
会計業務は「利益を直接的に生み出す業務ではない」からこそ、手際よく終わらせたいもの。
とはいえ、税務署への申告でミスをするわけにはいきません。
会計ソフトのフリーは、個人なら月額1,180円、法人は2,380円から利用できます。
ネットフリックスなどのサービスの月額料金と、あまり変わりません。
全てのプランに30日間の無料お試し期間がついているので、悩んでいる人は使ってから継続するか考えるのが効率的でしょう。
一方で、会計の記入業務をまるっと放置したいなら、税理士に依頼をするのが楽です。
ある程度の収益が出ているなら、経費で税理士に依頼して、記帳も任せてしまうのがいちばん効率的になります。
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