TTMレートとは何?TTSやTTBとの違いとeBay売上の正しい円換算方法

eBayセラーの方からよくいただく質問があります。
「TTMレートって何ですか?
TTSやTTBとかいろいろあってややこしいのですが、どのレートを使えばいいのでしょうか?」
海外販売をしていると、必ず出てくるのが為替レートの問題です。
特にドル建てで売上が発生するeBayビジネスでは、円換算の方法によって売上や利益が変わることもあります。
結論から言うと、円換算にはTTMレートを使うのが基本です。
この記事では、
・TTMレートとは何か
・TTSやTTBとの違い
・どのレートを使えばよいのか
について、できるだけ分かりやすく解説します。
TTMレートとは何か
TTMレートとは、
銀行が公表している基準となる為替レートのことです。
正式には、Telegraphic Transfer Middle rateと呼ばれています。
日本語では、仲値(なかね)とも言います。
このTTMレートは、銀行がその日の基準として定めるレートで、
1日に1回固定されるという特徴があります。
例えば、
市場の為替は秒単位で変動していますが、銀行が毎回その変動に合わせて計算するのは大変です。
そのため、その日の代表的なレートとしてTTMを設定しています。
TTS・TTB・TTMの違い
為替レートには主に3つあります。
それぞれの違いを簡単に説明します。
・TTM
・TTS
・TTB
この3つです。
まず、TTM
これは先ほど説明した基準となるレートです。
次に、TTS
これは銀行から外貨を買うときのレートです。
つまり、円からドルに換えるときに使われます。
そして、TTB
これは銀行に外貨を売るときのレートです。
つまり、ドルから円に換えるときに使われます。
関係をまとめると、
・TTS(高い)
・TTM(真ん中)
・TTB(低い)
という順番になります。
なぜTTMレートを使うのか
では、なぜTTMレートを使うのでしょうか。
理由はとてもシンプルです。
公平で分かりやすい基準だからです。
もしTTSやTTBを使うと、
・その都度レートが変わる
・計算が複雑になる
・利益が変わる
という問題が出てきます。
そのため、実務ではTTMレートを基準にすることが一般的です。
国税庁もTTMレートの使用を推奨している
税務上も、TTMレートを使うことが推奨されています。
国税庁は、合理的で継続的な方法
であれば問題ないとしていますが、実務ではTTMレートが広く使われています。
その理由は次の通りです。
・客観的な基準がある
・毎日公表されている
・誰でも確認できる
つまり、
税務調査でも説明しやすいというメリットがあります。
eBayセラーが為替計算で気をつけるポイント
eBayセラーの場合、為替計算で次のポイントを押さえておくことが重要です。
・TTMレートを使う
・同じ銀行のレートを継続して使う
・途中で方法を変えない
・税理士とルールを共有する
特に大切なのは、継続性です。
例えば、
・1月はTTM
・2月はTTB
・3月は別の銀行
このようにバラバラにすると、税務上問題になる可能性があります。
重要なのは、一貫した方法で処理することです。
月中平均レートとTTMレートの使い分け
実務では、次の2つの方法がよく使われます。
・取引日のTTMレート
・月中平均レート
例えば、
取引件数が多い場合は、月中平均レートを使うことで作業を簡略化できます。
一方で、
取引件数が少ない場合は、取引日のTTMレートを使う方法もあります。
どちらでも問題ありませんが、一度決めた方法は継続して使うことが大切です。
タックスボイスではeBayセラー向け税理士紹介を行っています
eBayビジネスでは、
・為替計算
・海外売上
・消費税還付
など、一般的な事業とは違う会計処理が必要になります。
特に次のような方は、専門家への相談をおすすめします。
・為替計算の方法が分からない
・売上の処理が正しいか不安
・税理士を見直したい
・消費税還付を検討している
タックスボイスでは、
などのサービスを行っています。
税理士にお困りの方、確定申告に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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