持続化給付金の書類提出期限が1月31日から2月15日まで延長される事が決定しました!
なお書類の提出期限は2月15日までですが、延長の申込み期限は、1月31日までになりますので、お早めに!
コロナの打撃による売り上げ低迷で、融資や給付金に頼る事業主が多くいます。
その中でも持続化給付金は4月末日に受付がスタートし、最近では申請数が50万件以上にも達していると言われています。(5月7日時点)
返済不要のため、おさえておく必要のある給付金の一つです。
念のため、持続化給付金についてざっとおさらいしておきます。
持続化給付金とは?
①法人 200万 個人事業主 100万がもらえる
②返済は不要
③今年のうち月の売上が前年同月比より50%下がった中小企業、個人が対象
④資金用途は問わない
詳しい説明はこちら!↓

メリットしかない持続化給付金ですが、申請方法がわかっていない事業主だと、税理士に申請を任せたいという人も多いと思います。
今回は、持続化給付金は税理士に代行してもらうことはできるのか?またその料金についてお話ししていきます。

目次
【持続化給付金】税理士に代行してもらうことはできる?

結論から言いますと、代行はできません。
代行とは、社長の代わりに、税理士が全ての書類申請を行なうことです。
しかし基本的にそれは「できないこと」になっています。
社長自らハンコをして申請をするように経済産業省でも公表しています。
しかし税理士の中では、申請代行ではなく【申請サポート】という形でサービスを提供をしている人もいます。
申請サポートとは何か?
社長に代わって申請代行することはできないけど、手続きのアドバイスや必要書類の確認をもらったり。
申請の「お手伝いをしますよ」というものです。
これは税理士に限らず、行政書士でも同じような形で申請サポートのサービス提供を行なっている人もいます。
【追記】持続化給付金の申請の支援に係る留意点について(5月25日時点)
持続化給付金の申請は【本人】に限られているものの、税理士が申請支援を行う場合の留意点として以下のような事が挙げられました。
① 有償で、申請フォームの記入、送信を支援することは、行政書士に限定
② 無償で、申請フォームの記入、送信を支援することは可能
③ 有償で、申請手続きやWeb申請システムの操作方法の説明、必要書類の確認等を行うことは可能
税理士が有償で申請サポートを行えるのは、③に関してのみです。
詳しくは日税連のホームページをご覧ください。
持続化給付金の申請を税理士にサポートしてもらうと料金はどれくらい?

いくつか税理士の、持続化給付金の申請サポート料金を調べてみました。
申請サポートの契約形態は2つです。
●スポットでの契約
●成功報酬制での契約
【スポット契約】とは、単発で申請サポートを頼む契約です。
【成功報酬制の契約】とは、「給付金がおりた=成功」とみなし、その時に料金が発生する契約のことです。給付金額の何%と定めることが多いです。
報酬はそれぞれ
スポットで3万〜6万
成功報酬で3%〜5% (着手金として数万円かかるケースもある)
が相場のようです。
持続化給付金を申請してもらえる給付金は
個人事業主 100万
法人 200万
です。
スポットではなく、法人が成功報酬5%で頼めば、10万以上がサポート料としてかかってきてしまいます。
法人は特に、成功報酬でもなるべく安く、数万円で任せられる税理士にするのがベストです。
【持続化給付金】成功報酬額の高い税理士に頼むのはやめておいたほうがいい

もし税理士に申請サポートをお願いするならば、成功報酬額の高い頼むのはやめておいたほうがいいです。
これは税理士に限らず、行政書士などに任せる際にも言えます。
理由は、持続化給付金はとても簡単な申請のため、「自分でできるから」です。
持続化給付金はコロナで打撃を受けた事業主であれば【大事な資金源】です。
少しでも自分の手元に残すためには、自分で申請することをおすすめします。
売上台帳も会計ソフトのデータではなく、
●エクセル、手書きの売り上げ表
で申請が可能です。
つまり今までしっかり申告をしてきた人にとっては、書類自体も簡単に用意できるはずです。
申請方法の手順を載せておきます。

またyoutubeでも【持続化給付金の申請】に関する動画がたくさん載っています。
これらを参考にするのもありです。

今後の顧問契約を考えるなら、スポットで申請サポートをしてもらうのはあり

それでも自分でやるのが難しい!
必要な申請書類を用意できない!
という事業主は、スポットで安くマンツーマンでお願いするのはアリかと思います。
スポットの仕事が、今後の顧問契約を頼む上で、一つの指標になるかもしれないからです。
税理士を見るために必要なところは、以下のようなところです。
●親身さ
●コミュニケーションがきちんと取れる
●専門用語をなるべく使わない
●レスポンスが早い
仕事をする上で基本的なことですが、やはり重要なところです。

今回の持続化給付金や、その他の補助金の申請でわかったことは、
申告の大切さ
帳簿付けの大切さ です。
当然開業届や申告をまともにやってこなかった人は、きちんと帳簿を管理する重要さがわかったと思います。
しっかり顧問契約で経営をサポートしてもらおうという方は、税理士を見る上ではいいきっかけになると思います。

【まとめ】

今回は持続化給付金の申請を税理士に任せることができるか?またその料金についてお話ししました。
結論としては、持続化給付金の申請自体は簡単なため、成功報酬が高ければ任せるのはやめておく。
スポットで任せるならば、安く、今後の顧問契約も見据えて付き合うのもありということです。
持続化給付金については、高額で申請するコンサルタントも出てきていますので、要注意です。
ここで大事な給付金を減らすのは勿体なさすぎます。
これから持続化給付金以外にも色々な補助金、助成金も出てきますので、情報収集をしっかりしていきましょう。

